HOUSEI

HOUSEI株式会社について

HOUSEI株式会社（ほうせい、HOUSEI Inc.）は、東京都新宿区に本社を構えるIT企業であり、受託システム開発およびクラウドサービスを提供するシステムインテグレーターです。1996年に設立され、初期から多様なソフトウェア開発に注力しており、特にメディア業界向けのソリューションに強みを持っています。

企業の起源と沿革

同社は、北京大学の出資により設立された方正控股有限公司のグループ企業に属していましたが、2014年に経営者である管祥紅によってMBOを経て独立。北大方正集団との従来の資本関係は解消され、独自の経営方針で事業を展開しています。2021年に社名をHOUSEI株式会社に変更しました。

1996年には方正株式会社として創業し、以降はWindows対応の組版ソフトウエアや新聞組版ソフトをリリース。その後、様々な企業との業務提携や共同出資を経て、国内外に展開を進めてきました。特に、2000年には中国・北京に研究開発センターを設立し、国際的なソフトウェア開発に寄与しています。

さらに、2021年にはクラウド型CRMサービスを開始し、2022年には東京証券取引所のグロース市場に上場するなど、事業のさらなる成長を遂げています。2023年にも新たな子会社を設立し、事業の拡大を続けています。

主な事業内容

HOUSEI株式会社は、主に以下の４つのカテゴリで事業を展開しています：

• - 受託システム開発：様々な業種に対してソリューションを提供しており、特に新聞社や出版社を含むメディア業界向けの業務システム開発に強みがあります。また、製造業、流通業、金融業、医療業界においても多様なシステム開発を手掛けています。
• - クラウドサービス：越境ECプラットフォームや国際決済サービス、旅行者向けのマッチングサービスを提供し、デジタル環境に特化したサービスを展開しています。
• - IT人材派遣サービス：専門的なIT技術者を企業に派遣し、プロジェクトの円滑な進行をサポートします。
• - ソフトウェア・プロダクト販売：主に中国フォントライセンスや印刷業界向けの組版・製版ソフトウェアの販売を行い、特定の市場ニーズに応えています。

代表的な製品・サービス

「WelcomID」シリーズは無人店舗やアルコール検知機能を備えた製品を含み、多様なビジネスシーンで利用可能です。また、クラウド型のCRMサービス「CustomerIQ」や、次世代賃貸管理システム「FRES」なども取り扱っています。これらの製品は、業界のニーズに応じて柔軟に対応できるよう設計されています。

企業のビジョンと将来性

HOUSEI株式会社は、IT業界の進化に敏感に対応し、常に新しい技術や市場動向を研究し続けています。同社は、国際的な視点を持ちながら国内外の顧客に対して高品質なサービスを提供し、さらなる成長を目指しています。今後も、業界の変化に柔軟に対応しつつ、人的資源と技術開発を活かして新たな価値を創造していく方針です。

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