HUMANE SOCIETY 〜人類愛に満ちた社会〜

『HUMANE SOCIETY 人類愛に満ちた社会』：聖飢魔IIが贈る、人類存亡を賭けた壮絶な戦いの物語

1992年7月1日にキューンレコードより発売されたOVA作品、『HUMANE SOCIETY 人類愛に満ちた社会』。2003年にはDVD版も発売され、聖飢魔IIファンのみならず、多くのアニメファンを魅了し続けています。本作品は、聖飢魔IIの楽曲をふんだんに使用した、音楽と物語が絶妙に融合した、独特の世界観を持つ作品として知られています。

世界滅亡の危機と、人類の救世主

199X年、地球では悪魔の仕業による異常気象や大量発生などの災害が頻発し、人類は滅亡の危機に瀕していました。そんな中、奇跡的な力を持つ女性、ローザが現れます。ローザは数々の奇跡を起こし、次々と襲いかかる災害を鎮圧。人々から救世主として崇められるようになります。

悪魔の野望と、人類の反撃

一方、悪魔たちのリーダーであるデーモン閣下は、ローザの活躍を快く思わず、人類抹殺計画を実行しようとします。デーモン閣下は、最終兵器「バベルの塔」を発動しようとしますが、ローザはこれを阻止しようとします。

ローザは、人類を率いてデーモン閣下に立ち向かうため、人類の反撃の拠点となる「カインの塔」の建造を開始します。こうして、人類の存亡をかけた、神と悪魔の壮絶な戦いが幕を開けます。

個性豊かなキャラクターたち

本作品には、個性豊かなキャラクターたちが登場します。

悪魔側

デーモン閣下: 悪魔のリーダー。聖飢魔IIのデーモン小暮閣下が声を担当。ラジオ番組のパーソナリティという人間社会での顔も持ち、情報収集を行っています。人類抹殺計画の立案者であり、その冷酷さとカリスマ性を兼ね備えています。
エース清水長官: デーモン閣下の側近。ワイルドターキーを愛飲し、戦闘時には業火を放つなど、ワイルドな一面を見せます。
Sgt. ルーク篁III世参謀: 左手の武器と巨大化能力で戦う。ロンドン襲撃でローザの奇跡の力によって敗北し、その後、ローザに操られデーモン閣下と対決します。
ゼノン石川博士: 巨漢で鷹揚な性格だが、高い魔力と分析力を持つ。ニューヨーク襲撃でローザに敗れ、魔力を消耗します。
ライデン湯沢殿下: 小柄な悪魔。強力な雷を操る能力を持つ。カインの塔建設現場でローザ暗殺を企てますが失敗します。

人類側

ローザ: 奇跡的な力を持つ女性。人類の救世主として崇められ、デーモン閣下と対決します。その正体は、宇宙創成期から存在する闘技神・フレイアです。
* オズル隊長: ローザ率いる私設軍隊「エンジェル」のリーダー。対悪魔戦特化兵器「サイコレーザー」を携帯し、ローザを護衛します。

その他、ラジオ番組のディレクターや、エンジェル隊員、作業員など、多くのキャラクターが物語を彩ります。

聖飢魔IIの楽曲が彩る、壮大な世界観

本作品では、聖飢魔IIの楽曲が多数使用されています。エンディングテーマ「正義のために」以外は、オリジナルアレンジされたショートバージョンが使用され、作品の雰囲気をさらに盛り上げています。使用された楽曲は、聖飢魔IIの代表曲から隠れた名曲まで幅広く、聖飢魔IIファンにとっても見どころの一つと言えるでしょう。

スタッフ

豪華なスタッフ陣も本作品の魅力の一つです。デーモン小暮閣下による原案・監修、神谷純監督、関島眞頼による構成・脚本など、各界の第一人者が集結し、この壮大な物語を制作しました。

まとめ

『HUMANE SOCIETY 人類愛に満ちた社会』は、聖飢魔IIの音楽と、迫力あるアニメーション、そして魅力的なキャラクターたちが織りなす、忘れられない作品です。聖飢魔IIファンはもちろんのこと、アニメファン、そしてエンターテイメント作品全般に興味のある方々に、強くおすすめしたい作品です。

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