HW-02C

キッズケータイ HW-02C：シンプルで安全な子ども向け携帯電話

キッズケータイ HW-02Cは、ファーウェイジャパンが開発し、NTTドコモが販売した子供向け携帯電話です。シリーズ第4弾として登場し、従来機種とは異なるシンプルな設計と安全機能が特徴です。

機能と操作性

本機種は、子どもが安全に利用できるよう、機能を厳選しています。複雑な操作は不要で、通話、防犯ブザー、GPS位置情報確認といった基本機能に絞られています。テンキーは搭載されておらず、あらかじめ登録された相手（最大10件）への発信と、定型SMSの送信が可能です。iモードやアプリは利用できません。

通話機能は、安全性を考慮し、あらかじめ設定された相手への発信のみを許可できます。誤発信を防ぎ、子どもを危険から守る設計です。

GPS機能と連動した位置情報確認サービス「いますぐ検索」「イマドコサーチ」を利用することで、保護者はパソコンやスマートフォンから子供の居場所を確認できます。

約100dBの大音量防犯ブザーは、緊急時に威力を発揮します。ブザー作動と同時に、登録済みの連絡先に自動で位置情報と音声発信する機能も備えています。さらに、電源オフ時や特定ボタンの長押しでも、ブザーを鳴らさずに位置情報を送信できる安全設計が施されています。

デザインと安全性

シンプルなストレートタイプのデザインで、小型軽量化を実現。子どもが使いやすいサイズ感です。本体カラーはホワイトですが、ブルーとピンクの保護カバーが同梱されており、子どもの好みに合わせてカスタマイズできます。別売りのイエローカバーも用意されています。

電池カバーは専用ネジでロックされており、容易に電池を取り外すことができません。これにより、子どもが勝手に電源を切ったり、設定を変更したりすることを防ぎます。

その他機能とサービス

ソフトウェアアップデートにより、ドコモの子供向け携帯電話としては初めてエリアメールに対応しました。メニュー表示はひらがなを使用しており、子どもにも理解しやすい工夫がなされています。

発売に合わせ、通話定額サービス「タイプシンプル」の6ヶ月間無料、その後2年間月額390円の「キッズ割り」が提供されました（2012年1月末まで）。全国子ども会[[連合会]]推奨商品として認定されています。

歴史

2011年3月4日：技術基準適合証明（TELEC）通過
2011年7月22日：NTTドコモが開発を発表
2011年9月10日：事前予約開始
2011年9月28日：発売開始、キッズ割り提供開始
* 2011年12月12日：アップデート公開開始

まとめ

キッズケータイ HW-02Cは、シンプルで安全な機能に特化した子ども向け携帯電話です。GPS機能による位置情報確認や大音量の防犯ブザーなど、保護者の安心と子どもの安全を両立させた設計が魅力です。全国子ども会[[連合会]]推奨商品に選ばれた実績も、その信頼性を示しています。

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