HW-02E

HW-02E：ドコモ向け高速モバイルWi-Fiルーターの詳細解説

HW-02Eは、ファーウェイ（Huawei Technologies）がNTTドコモ向けに開発したモバイルWi-Fiルーターです。この端末は、ドコモの第3.9世代移動通信システムであるXi（クロッシィ）と、第3世代移動通信システムであるFOMA、さらには第2世代移動通信システム（GSM）の3つの異なる通信規格に対応しています。加えて、Wi-Fiも利用可能で、合計4種類の電波を使い分けることができるのが特徴です。

主な特徴

HW-02Eは、ファーウェイがNTTドコモ向けに開発したモバイルWi-Fiルーターとしては、HW-01C以来の機種となります。特筆すべきは、日本で初めてLTEカテゴリー4に対応した端末である点です。これにより、下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbpsという高速通信を実現しています。また、800MHz帯のXiにも対応しており、広いエリアでの利用が可能です。

通信は、Xi、FOMA、無線LANの各ネットワークを自動で切り替えることができ、ユーザーは常に最適なネットワークを利用できます。さらに、docomo Wi-Fiなどの公衆無線LANサービスも利用可能です。

電源投入から約5秒という高速起動も大きな魅力です。これにより、常時待機状態にしなくても、必要な時にすぐにWi-Fiルーターを利用できます。これにより、バッテリー消費を大幅に抑えることができます。バッテリー容量は1,780mAhとスマートフォン並みの容量を誇り、従来のHW-01Cと比較して、大幅に利用時間が向上しています。

本体には1.45インチのディスプレイが搭載されており、電波状況、データ通信量、接続台数などを確認できます。また、Wi-Fi機器の初回接続に必要なSSIDとセキュリティキーも、このディスプレイ上で確認することができます。

歴史

2013年1月22日：NTTドコモより発表。
2013年3月16日：発売開始。

アップデートと不具合

2014年1月20日にアップデートが実施され、以下の不具合が修正されました。

一部のパソコンとWi-Fiルーター本体をUSBケーブルで接続してデータ通信を行う際、まれに正常に接続できない場合がある不具合の修正。
一部のパソコンでHW-02E設定ツール画面を起動した際、項目名をクリックしてもまれに正常に動作しない場合がある不具合の修正。

このアップデートにより、ビルド番号が21.160.00.12.736から21.160.00.22.736に変更されました。

関連情報

関連項目
HW-01C：前モデルのモバイルWi-Fiルーター
外部リンク
HW-02E|製品|NTTドコモ
* モバイルブロードバンド - HW-02E - 機能 - ファーウェージャパンデバイス

HW-02Eは、高速通信と使いやすさを兼ね備えたモバイルWi-Fiルーターとして、モバイル環境を快適にするための強力なツールと言えるでしょう。

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