Headache and Dub Reel Inch

黒夢の『Headache and Dub Reel Inch』は、1998年の『CORKSCREW』以来、約13年ぶりにリリースされた待望の7枚目のオリジナルアルバムです。このアルバムは、清春が敬愛する映画『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』からインスパイアされたタイトルで、清春自身は「ダジャレっぽくしたかった」と語っており、深い意味はないとしています。

プロデュースは、清春のソロ活動でも親交の深い三代堅が担当しました。過去のアルバム『ミザリー』に参加していたKiyoshiは今作には参加していません。また、「Corkscrew A Go Go」で披露された「REST ROOM」や「MY STRANGE DAYS」といった楽曲は収録されていません。

今作では、黒夢として初めてカバー曲がオリジナルアルバムに収録されたことも特筆されます。

アルバムには、豪華なミュージシャンが参加しています。清春はヴォーカルを担当し、人時はベース、アコースティックギター、そしてバックボーカルで貢献しています。K-A-Zは多数の楽曲でギターを、大橋英之と是永巧一もそれぞれギターで参加しています。ドラムは、GO、MOTOKATSU MIYAGAMI、あらきゆうこの3人が楽曲ごとに担当し、GOはバックボーカルも務めています。さらに、Mayumi Tanakaが声で、五十嵐誠がトロンボーンとホーンアレンジで、佐久間勲と小澤篤士がトランペットで、大郷良知（from 乙三.）がテナーサックスで参加し、楽曲に彩りを加えています。

参加ミュージシャン
清春: Vocals
人時: Bass, acoustic guitar & backing vocals
三代堅: Programming
K-A-Z: Guitar (M-2, 3, 4, 5, 6, 8, 9, 10, 11, 12)
大橋英之: Guitar (M-6, 7, 12)
是永巧一: Guitar (M-5)
GO: Drums (M-2, 3, 4, 6, 8, 10, 12) & backing vocals (M-2)
MOTOKATSU MIYAGAMI: Drums (M-5, 11)
あらきゆうこ: Drums (M-7)
Mayumi Tanaka: Voice (M-6)
五十嵐誠: Trombone & horn arrangement (M-7)
佐久間勲／小澤篤士: Trumpet (M-7)
* 大郷良知 (from 乙三.): Tenor sax (M-7)

『Headache and Dub Reel Inch』は、黒夢の新たな一面を垣間見ることができる作品であり、長年のファンはもちろん、新しいリスナーにもアピールする魅力的なアルバムと言えるでしょう。

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