Home 5G

home 5Gとは

home 5Gは、株式会社NTTドコモが2021年8月27日から提供を開始した、LTE・5G NR回線を利用した固定無線アクセス（FWA）サービスです。これは、モバイルWi-Fiルーターを家庭用の据え置き型端末として使用し、専用の料金プランと組み合わせることで、容量無制限のブロードバンド接続を実現するものです。

概要

home 5Gは、ソフトバンクのSoftbank Airや、KDDIのWiMAX +5G（ホームルーター）、楽天モバイルのRakuten Turboといったサービスと類似の形態を持っています。これらのサービスと同様に、携帯電話回線とほぼ同じ回線を利用している点が特徴です。

端末

2022年10月現在、対応端末としてシャープ製の「HR01」と「HR02」が提供されています。これらの端末は、5G/4G接続機能、IEEE 802.11ax対応のWi-Fi機能、およびギガビット対応の有線LAN機能を備えています。QRコードを用いたWi-Fi接続設定が可能で、家庭での利用を想定し、Wi-Fiの最大接続台数は64台と比較的多く設定されています。また、WPS接続にも対応しており、対応機器同士であればボタンを押すだけで簡単に接続できます。

端末のサイズは、高さ約170mm、幅約95mm、厚さ約95mm、重量は約720gです。家庭内での利用を前提としているため、持ち運びには適していません。バッテリーは内蔵されておらず、使用にはAC100Vの電源コンセントが必要です。設置にあたっては工事は不要で、これはドコモが積極的にアピールしている点です。アクセス回線には携帯電話と同じ無線を使用しています。

料金プラン

料金プランは、データ使用量にかかわらず、割引なしで月額4,950円（税込）です。ただし、直近3日間のデータ使用量が特に多い場合（具体的な基準は非公開）には、通信速度が制限される可能性があります。この制限は、ドコモが提供する他の容量無制限プランにも同様に適用されています。例えば、「5Gギガホ」プランでは、キャンペーンで月100GBから無制限に拡張されていても、月間1200GB以上の使用でも通信制限が行われない例があるため、home 5Gにおいても、極端に厳しい制限は課されない可能性が考えられます。基本的には、データ容量は無制限で利用可能です。

エリア

使用される電波と回線は、基本的にドコモの携帯電話が利用可能なエリアであればどこでも利用可能です。5Gエリア内では自動的に5G通信に、4Gエリア内では自動的に4G通信に切り替わります。ただし、3G(FOMA)通信は利用できません。

出典等

公式サイト: home 5G

関連項目

定額制
Fixed wireless
@FreeD
ブロードバンドインターネット接続

外部リンク

home 5G

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