I Love a Piano

アルバム『I Love a Piano』の魅力

今井美樹による『I Love a Piano』は、彼女のキャリアの中でも特別な位置を占めるセルフカバーアルバムです。このアルバムは、2008年2月14日にEMIミュージック・ジャパンからリリースされ、今井美樹のファンにとって待望の作品となりました。実に今井美樹自身の代表的な楽曲が、新たな解釈で披露されている点が大きな魅力です。

タイトルの由来

アルバムのタイトルは、アーヴィング・バーリン作曲の「アイ・ラヴ・ア・ピアノ」という楽曲からインスパイアを受けています。この曲は、アメリカのミュージカル映画『イースター・パレード』で知られるもので、今井美樹の音楽にも大きな影響を与えた楽曲です。今井自身と特に親交のあるピアニストたちが参加し、彼女の魅力を最大限に引き出す音楽的対話が展開されています。

アルバム収録曲

本作には、今井美樹の代表的な楽曲が7曲収められています。それぞれの楽曲は異なる7人のピアニストによってアレンジされており、ピアノとボーカルのデュオ形式で新たに生まれ変わっています。特に、「瞳がほほえむから」では河野圭が担当。この楽曲は、今井美樹の1989年発売のシングルのタイトル曲であり、ライブでも盛り上がる一曲です。

また、「Goodbye Yesterday」では倉田信雄がピアノを担当し、2009年以降毎年のように今井とデュオライブも行っています。これらの作品の再アレンジを基にしたパフォーマンスは、オリジナルとはひと味違った感動を提供しています。

各曲の背景

1. 瞳がほほえむから

この曲は2008年1月25日に録音され、深い歌詞とメロディーが印象的です。本アルバムでは新たなアレンジが施されています。

2. 年下の水夫

2006年にリリースされた同名のシングルが原曲で、2007年12月28日に録音されています。若い恋愛を描いた青春の一曲です。

3. 春の日

今井美樹の1995年のアルバム『Love Of My Life』からの楽曲で、さても美しい春を感じさせます。2007年12月19日に録音されています。

4. Goodbye Yesterday

2000年発売のシングルから新たにアレンジが施されたこの曲は、別れの切なさを表現しています。収録は2007年1[[2月14日]]です。

5. 遠い街から

この楽曲は1992年発売の『flow into space』収録曲で、思い出にふけるような美しいメロディーが特徴です。録音は2007年12月20日に行われました。

6. ルパン三世 愛のテーマ

「ルパン三世」のエンディングテーマとして知られ、本作では新たなアレンジが施されています。もとのメロディーには切なさが滲んでおり、ファンにはたまらない一曲です。

7. PRIDE

今井美樹の1996年のシングルからのアレンジで、力強くも優しさにあふれたメッセージが込められています。2007年12月11日に録音されました。

再発売

2009年3月25日には高音質SHM-CDでの限定再発売もされ、より多くのファンに親しまれる機会が生まれました。

総評

『I Love a Piano』は、今井美樹の実力と魅力を再確認できるアルバムです。彼女の楽曲が新たなアプローチで再解釈され、聴く人々に新たな感動を与えてくれます。ライブパフォーマンスでも実際に体感できるその美しいアレンジは、ファンにとって特別なものとなっています。

もう一度検索