I am (TM NETWORKの曲)

シングル『I am』について

『I am』（アイ・アム）は、TM NETWORK|TM_NETWORKが2012年4月25日に発表した通算38枚目のシングルです。本作は、前作からおよそ5年の時を経てのリリースであり、日本武道館で行われた特別なコンサートの最後の日に合わせて、ファン待望の新曲として登場しました。発売日前日のリハーサルでは、既に演奏されており、多くの期待が集まっていました。

背景

このシングルの表題曲『I am』は、坂本美雨がパーソナリティを務めるラジオ番組『ディア・フレンズ』で初披露されました。しかし、ラジオで流れたのはリリース後のアレンジとは異なり、特にギターの部分がハーモニカソロに変わっていたことが特徴です。この「ディア・フレンズヴァージョン」は、リリースアレンジを聴くファンへ新たな体験を提供しました。

制作

音楽的要素

音楽的には、『I am』はポリスの『シンクロニシティー』からインスパイアを受けて制作されたと言われています。楽曲は「C→Eb→D→C」といった急速な転調を特徴としており、宇都宮隆はレコーディングの過程でかなりの難しさを経験したと述べています。その結果、ボーカリストとしての彼は、曲を歌い上げることで次第に高揚感を得ることができたと語っています。さらに、エレクトリック・ギターは元リンプ・ビズキットのマイク・スミスが担当。アコースティック・ギターには木根が起用され、独特の音色を生み出しています。ベースには、YAMAHAのFMシンセサイザー『DX7』が使用されており、独自のサウンドに寄与しています。

歌詞

歌詞に関しては、小室哲哉のリクエストで小室みつ子が担当しました。彼女がTM NETWORK|TM_NETWORKの楽曲を手掛けたのは8年ぶりで、『君がいてよかった』と名付けられた楽曲も含まれています。この曲は一般的なJ-POP構成を避け、洋楽に多い「ヴァース→コーラス」の形を採用しており、印象的な聴き応えを生んでいます。歌詞のテーマは、現代に生きる人間の感情や状況に焦点を当てたものであり、小室はこの曲の制作に60日を要したと語っています。

音楽性

『I am』は、

もう一度検索