IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソン

IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソンとは

『IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソン』は、IBC岩手放送で毎年12月24日から25日にかけて放送されるチャリティーラジオ番組です。ニッポン放送をキーステーションとする「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」の岩手ローカル版として、1978年に放送を開始しました。

この番組は、身体障害者への支援を目的とした「通りゃんせ基金」への募金を募ることを主な目的としています。県内各地には、耳をモチーフとしたロゴマークの入った青い募金箱が設置されており、広く県民からの支援を呼びかけています。

番組の特徴

「ミュージックソン」という共通のコンセプトを持ちながらも、番組のほぼ全編をIBCが独自に制作している点が大きな特徴です。長年にわたりIBCの「冬の風物詩」として親しまれており、リスナーからは「ラジソン」という愛称で呼ばれています。

他のネット局と同様に、集められた募金は「音の出る信号機」の設置などに役立てられており、2011年度以降は東日本大震災被災地への支援も行われています。

出演者について

メインパーソナリティは、2010年度以降、IBCアナウンサーの菊池幸見さんが務めています。また、近年はチャリティーランナーとして、俳優で陸前高田市出身の村上弘明さんが番組を盛り上げています。

菊池さんの前任は、同じくIBCアナウンサーの大塚富夫さんでした。大塚さんは定年退職後も、レポーターとして番組に参加し、番組を支え続けています。

番組内容

番組は、盛岡市にあるIBC本社1階のロビースタジオを拠点に、24時間前後放送されます。リスナーからのメッセージは、随時スタジオで読み上げられ、番組を盛り上げます。

番組テーマソングは、かつてニッポン放送と同じニニ・ロッソの楽曲を使用していましたが、IBCでは「夢のトランペット」ではなく「哀しみのソレアード」が使用されていました。しかし、2023年からはエンディングに「夢のトランペット」が流れるようになり、変化が見られます。

ラジオカー「通りゃんせ号」には、ゲストやレポーターが乗り込み、県内各地を巡り、レポートを行います。また、各地には募金会場「愛の泉」が設けられ、募金を呼びかけます。ニッポン放送とのエール交換枠「声の握手」では、本社スタジオの菊池さんと「通りゃんせ号」の村上さんが、ニッポン放送のパーソナリティと掛け合いを行います。特に村上さんの語りが長引くことが多いのが特徴です。

また、IBCテレビの番組内（IBCニュースエコー、じゃじゃじゃTVなど）で、ロビースタジオからの生中継が行われるのも恒例となっています。

関連情報

• - ラジオ・チャリティ・ミュージックソン
• - IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソンスペシャル ふるさとは負けない!

外部リンク

• - 第46回 IBCラジオ・チャリティ・ミュージックソン

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