大塚富夫

大塚富夫は、1949年9月20日生まれ、IBC岩手放送のアナウンサーです。東京都板橋区で生まれ、現在は埼玉県川越市に本籍を置いています。東洋大学経営学部を卒業後、1973年にIBCに入社しました。

同期には河辺邦博、後に『IBC TOP40』でコンビを組む千輝順子がいます。『IBC TOP40』のパーソナリティとして県内で人気を博し、「お富」「ポップ大塚」などの愛称で親しまれました。その後もトーク番組を中心に活動し、近年は朗読に力を入れています。番組『ラジオ文庫』だけでなく、県内各地で催される朗読会にも頻繁に出演しています。

『IBCラジオチャリティーミュージックソン』では、1978年の第1回から2009年の第32回までメインパーソナリティーを担当しました。長らくIBC本社ロビースタジオで司会を担当していましたが、2005年の第28回放送分では初めて本社を離れ、「通りゃんせ号」2号車にあんべ光俊と共に乗り込み、一関市から盛岡市まで練り歩きながら募金を呼びかけました。2007年には甲状腺がんの治療のため、初めて番組の表舞台を離れましたが、その後復帰しています。2010年の第33回以降はメインパーソナリティーの座を菊池幸見に譲り、自らは各地からの中継を行う形で番組に携わっています。

2007年12月22日の番組内で、自らが甲状腺がんであることを告白しました。その後治療を受け、2008年2月より本格的に復帰しています。

河辺邦博アナウンサーの後任として、2005年8月1日から2009年7月31日まで、アナウンス部長、報道局次長兼アナウンス部長を務め、定年退職しました。しかし、その後も嘱託職として在籍し、現役最年長アナウンサーとして活動を続けています。

アナウンサーとしての実績も豊富で、第24回（1998年度）アノンシスト賞テレビＣＭ部門で最優秀賞（岩手畜産流通センター）を受賞。第27回（2001年度）、第30回（2004年度）アノンシスト賞ラジオ・読みナレーション部門では、吉田瑞穂アナウンサーと共に優秀賞を受賞しています。

現在担当している番組は、テレビでは『岩手日報IBCニュース』、ラジオでは『IBCラジオ・チャリティー・ミュージックソン』、『大塚富夫のタウン』、『ラジオ文庫』、『ワイドステーション（木曜担当）』などがあります。

過去には、『IBC TOP40』、『大塚富夫のワンダーランド』、『こんにちワイド発射中』、『ワイドワイドジャーナル』、『ワイド145』、『高橋克彦ワンダーランド』、『大塚富夫の青春グラフィティーあの時君は若かった』、『いわてホットライン』、『高校野球中継』、『ラブリーいわて』、『ときめきワイド』、『ときめきウィークリー』、『なるほどざお買い得』、『IBC競馬ライブ』、『焼肉さかだれ〜』などを担当していました。

大塚富夫アナウンサーは、長年にわたりIBC岩手放送の顔として、地域に愛されるアナウンサーです。

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