INDEPENDIENTE

Dragon Ashの7枚目のアルバム『INDEPENDIENTE』は、彼らのメジャーデビュー10周年を飾る作品として、2007年2月21日にリリースされました。タイトルはスペイン語で「独立、自由、孤高」を意味し、コロンビアのサッカーチーム「インデペンディエンテ・サンタフェ」にも由来しています。

アルバムは前作『Río de Emoción』から続くラテン音楽の要素をさらに深化させ、Dragon Ashの新たな音楽性を提示しています。これは前作の制作時から構想されていたもので、バンドの音楽的な進化を感じさせます。

初回限定盤はCD EXTRA仕様で、「Ivory」「few lights till night」「夢で逢えたら」のミュージックビデオが収録されています。「Fly」のミュージックビデオは未収録となっています。

アルバム収録曲は、Dragon AshのメンバーであるKjが作詞を担当し、作曲と編曲はDragon Ash名義で行われています。

収録曲について

Independiente（Intro）: アルバムのレコーディングで最初に録音されたトラックで、アルバム全体を動かす原動力になったとされています。
Develop the music:
stir: シングル「few lights till night」のカップリング曲。
Fly: 「music.jp」のCMソングとして使用され、ライブではサビのコールが特徴的です。
Ivory: 16枚目のシングルとしてリリースされた曲。
Libertad de fiesta: 武田真治がサックスで参加した楽曲で、NTTドコモ「703iシリーズ」のCMソングやNHK「サラリーマンNEO」のコーナー「セクスィー部長」の挿入歌として使用されました。
El Alma feat. SHINJI TAKEDA: 武田真治がサックスで参加。
Rainy: シングル「夢で逢えたら」のカップリング曲で、「kissmark」のCMソングとして使用されました。
Step show（interlude）:
Samba`n'bass:
Luz del sol feat. 大蔵 from ケツメイシ: ケツメイシの大蔵が参加した楽曲。
few lights till night: 17枚目のシングルとしてリリースされた曲。後に、トリビュートアルバム『25 - A Tribute To Dragon Ash -』でBRAHMANによってカバーされました。
Beautiful: 発売直前までインストゥルメンタルだった楽曲。
夢で逢えたら: 18枚目のシングルとしてリリースされた曲。

このアルバムは、Dragon Ashがこれまでのキャリアで培ってきた音楽性を土台に、新たな試みに挑戦した意欲作と言えるでしょう。スペースシャワーTVの特番では、本作が現在のDragon Ashの形を表現していると語られています。ラテン音楽の要素を取り入れつつ、Dragon Ashらしいミクスチャーロックサウンドが展開されています。ゲストアーティストの参加も、アルバムに多様性と深みを与えています。

『INDEPENDIENTE』は、Dragon Ashの音楽的な幅広さと、常に進化を続ける姿勢を示す、重要な作品の一つです。

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