『ISLANDERS』の概要
『ISLANDERS』は、
ドイツの独立系ゲームスタジオGrizzly Gamesが手がけた街作りゲームで、
2019年4月4日にリリースされました。日本では
Nintendo Switchおよび
PlayStation 4|PlayStation_4向けに『
島の民: コンソール版』というタイトルで発売されています。プレイヤーは、様々な
島に建造物や施設を配置し、効率的な街作りに挑戦するパズル形式のストラテジーゲームで、ストーリーがないため自由に楽しむことができます。
ゲームモード
このゲームには、2つの主要なモードが存在します。一つは「ハイスコアモード」で、ここでは建物を効率よくレイアウトして高スコアを獲得することを目指します。もう一つは「サンドボックスモード」で、こちらでは建物を制限なしに自由に配置でき、ゲームの枠を越えて楽しむことが可能です。いずれのモードでも、プレイヤーが挑む
島は毎回ランダムに生成されるため、繰り返しプレイしても新鮮な体験が得られます。
ハイスコアモード
ハイスコアモードでは、プレイ開始時に2種類の建築パックがランダムに提示され、その中から1つを選択します。各建築パックには、例えば「市街」や「農業」といったテーマの設置物がまとまって含まれています。設置物には個別にスコアが設定され、設置することでポイントを獲得できます。さらに、配置する場所によって相性の良いアイテムの近くに置くとボーナスが得られ、逆に相性が悪い場合にはスコアが減少する仕組みです。
画面の左下にはクリア条件となるスコアが表示されており、達成すると新たな建築パックの2つから選ぶことができます。また、スコアが増えるに連れて、画面右下のメーターもアップし、このメーターが満ちると新しい
島に進むことが可能になります。ただし、規定のスコアに達しないうちにアイテムが尽きてしまうと
ゲームオーバーになってしまうので注意が必要です。
開発の背景
本作を制作したGrizzly Gamesは、ベルリン技術経済大学のゲームデザインプログラムで出会った3人の開発者から成り立っています。彼らは、2018年4月に本作の開発に着手し、前作の『Superflight』に続く2作目として本格的な開発を開始しました。大学のプロジェクトとして取り組んだため、実際の開発はわずか4ヶ月という短期間で行われました。しかし、その限られた制作期間のおかげで、彼らは1つか2つのゲームメカニクスに焦点を絞り、精度を高めることに成功しました。
開発者たちは、子供時代に楽しんだ『The Settlers』シリーズや『Anno』シリーズなどの都市建設ゲームから影響を受けているほか、本作と同系統のインディーゲームである『
Bad North』『Kingdoms and Castles』も参考にしています。
このようにして『ISLANDERS』は、シンプルかつ楽しい街作りの体験を提供しており、インディーゲームファンやパズル好きのプレイヤーにとって魅力的な作品となっています。