ITTFワールドツアーグランドファイナルは、
国際卓球連盟(ITTF)が主催する卓球の国際大会です。1996年にITTFプロツアーの最終戦として始まり、2012年には
ITTFワールドツアーの年間王者決定戦として位置づけられました。世界各国から選抜されたトップ選手たちが、シングルス、ダブルス、混合ダブルスの各部門で激戦を繰り広げ、年間王者を決定する、卓球界における最も重要な大会の一つです。
大会概要
本大会は、世界ランキングとは異なる、
ITTFワールドツアーの年間獲得ポイントに基づいたランキング(ワールドツアースタンディング)によって出場選手が決定されます。各部門の上位選手に加え、開催国枠の選手も出場資格を得ます。出場資格を得るためには、シングルスは5大会以上、ダブルスは同一ペアで4大会以上、混合ダブルスは同一ペアで2大会以上の参加が条件となっています(混合ダブルスは2018年のみ異なる条件)。
参加人数は、シングルスが上位15名と開催国枠1名で計16名、ダブルスと混合ダブルスはそれぞれ上位7組と開催国枠1組で計8組です。ただし、上位選手のなかに開催国選手が含まれる場合は、開催国枠は繰り下げとなり、ワールドツアースタンディングで次点の選手が出場権を得ます。
2005年から
2016年まではU21シングルスも開催されていましたが、現在はシングルス、ダブルス、混合ダブルスの3部門で行われています。特に2018年から導入された混合ダブルスは、新たな魅力を生み出し、大会を盛り上げています。
大会結果
過去の大会結果については、ITTF公式サイトや
日本卓球協会のウェブサイトなどで確認できます。各部門の優勝者、準優勝者、そしてその年の活躍を彩った名勝負の数々は、卓球史に刻まれる輝かしい記録として残っています。
大会中継
ITTFワールドツアーグランドファイナルの試合は、ITTFの動画配信サイトであるITTVやLaola1.tvを通じて、一部無料でインターネット配信されています。日本国内では、
テレビ東京、BSジャパン、
J SPORTSが独自の実況・解説で録画放送を行い、DAZNも独自の解説・実況で放送することで、多くのファンに大会の熱気を届けています。
大会を彩る要素
本大会は、世界最高峰の卓球選手が集結するだけでなく、その熱戦ぶりは世界中のファンを魅了し、卓球界全体の盛り上がりを大きく後押ししています。近年はWTTカップ・ファイナルとして開催され、さらにその存在感を増しています。
関係団体・関連情報
ITTF(
国際卓球連盟)
日本卓球協会
テレビ東京
BSジャパン
J SPORTS
DAZN
これらの団体・メディアを通じて、大会の最新情報や過去の記録などを確認することができます。
ITTFワールドツアーグランドファイナルは、今後も世界中の卓球ファンを熱狂の渦に巻き込む、卓球界の最高峰の大会であり続けるでしょう。