Invoke (スマートスピーカー)

ハーマンカードン Invoke: 高音質とCortanaを統合したスマートスピーカー

Invokeは、オーディオ機器メーカーとして名高いハーマンカードンが開発したスマートスピーカーです。Microsoftのパーソナルデジタルアシスタント「Cortana」を搭載し、音声対話による様々な機能を提供します。アラーム設定、事実確認、検索、天気予報、ニュース、交通情報といったリアルタイム情報に加え、個人のMicrosoftアカウントとの連携により、カレンダー、リマインダー、スケジュール管理、ホームオートメーション機能などを利用できます。

音楽と通話機能

音楽ストリーミングサービスでは、Spotify、iHeartRadio、TuneInに対応。さらに、Skypeを利用した音声通話をサポートする初のスマートスピーカーでもあります。InvokeはスタンドアロンのBluetoothワイヤレススピーカーとしても機能し、Spotify Connectにも対応しています。家庭用オーディオ機器メーカーのノウハウを活かし、3つのウーファー、3つのツイーター、そして低音パフォーマンスを向上させる2つのパッシブラジエーターを搭載。これにより、コンパクトながらもフルレンジの360度サウンドを実現しています。

Cortanaとの連携

MicrosoftのCortanaを搭載することで、バーチャルアシスタント、音楽ストリーミング、ホームオートメーション、Skype通話といったスマートスピーカーの主要な機能を網羅しています。「ヘイ、コルタナ」というウェイクワード、またはスピーカー上部のタッチ面を3秒間長押しすることでCortanaを起動できます。Windows 10、Windows 10 Mobile、Windows Phone 8.1、Xbox One、iOS、Androidデバイスなど、Cortanaが利用可能なすべてのプラットフォームで、音声コマンドによる操作が可能です。

個人のMicrosoftアカウントと同期することで、Invokeはユーザーが所有する他のCortana搭載デバイスとの連携を可能にします。アポイントメント、リマインダー、リスト、場所、ライフスタイルの提案、交通情報、通勤、配送状況、フライト情報、アラーム、天気、ニューストピックなど、ユーザーのCortanaノートブックとの同期が可能です。

さらに、InvokeはCortanaスキルキットを利用して、ホームオートメーションや他のモバイルアプリとの連携も可能です。

電話機能とホームオートメーション

Skypeとの統合により、Cortanaを通じてハンズフリーでの発信・受信が可能です。また、Insteon、Nest、SmartThings、Wink、Philips Hueといったホームオートメーションプラットフォームにも対応。2018年2月には、ecobee、Honeywell Lyric、Honeywell Total Connect Comfort、LIFX、TP-Link Kasa、GeeniといったデバイスやIFTTTのサポートも追加されました。

デザインと評価

Invokeは、そのハイエンドなデザインと製造品質で高い評価を受けています。金属製のケース外装、スムーズな回転音量操作、タッチパッドなど、細部にまでこだわりが見られます。音質についても、Amazon EchoやGoogle Homeといった競合製品と比較して優れているとの評価が多く、「音楽の質を重視する人にとって魅力的な選択肢」と評されています。

CNETのレビューでは、Invokeの360度サウンドがAmazon Echoよりも豊かな低音とクリアな高音を提供すると指摘されました。また、Engadgetのレビューでは、「Invokeの音ははるかに豊かで、細かなニュアンスまで表現される」と評されています。さらに、Invokeの高い製造品質も評価されており、特に金属製のケース外装は、プラスチック製であるAmazon Echoよりも高級感があると指摘されています。

一方で、Cortanaの機能面では、他のアシスタントと比較して遅れを取っているとの指摘もありますが、MicrosoftとAmazonの提携により、この課題は解消されると期待されています。

関連リンク

Amazon Echo
Google Home
* HomePod

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