J.P.ファイアライゼン

J.P.ファイアライゼン：メジャーリーグ挑戦の軌跡

J.P.ファイアライゼンは、1993年2月7日、アメリカ合衆国ウィスコンシン州で生まれました。右投右打の投手として、2014年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。

インディアンス傘下時代

マイナーリーグでは、着実に経験を積み重ねていきます。傘下チームであるA級、A+級で多くの試合に登板し、安定した投球を披露。防御率も低く抑え、将来性を高く評価されていました。特に、2015年にはA級とA+級の2チームで合計46試合に登板し、防御率2.08という好成績を残しました。

ヤンキースへの移籍とマイナーでの活躍

2016年、アンドリュー・ミラーとのトレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。移籍後は、傘下のAA級チームでプレーし、この年も安定した投球でチームに貢献しました。2016年シーズン全体では、42試合に登板し、防御率1.70という素晴らしい成績を収めています。2017年にはAA級とAAA級でプレーし、経験を積みました。

ブルワーズ時代とメジャーデビュー

2019年にはミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。そして、2020年、念願のメジャーリーグデビューを果たします。シカゴ・カブス戦でメジャー初登板を果たし、クリス・ブライアントからメジャー初奪三振を奪うなど、華々しいデビューを飾りました。しかし、その後ソロ本塁打を打たれるなど、メジャーリーグの壁の高さを実感する場面もありました。この年は6試合の登板にとどまりましたが、メジャーリーグでの経験は大きな財産となったはずです。2021年にはセットアッパーとして活躍し、5月中旬までは防御率0点台を記録するなど、チームに貢献しました。

レイズ、そしてドジャースへ

2021年、タンパベイ・レイズへ移籍。その後、2022年オフには故障により60日間の故障者リスト入り。DFAとなり、同年12月にはロサンゼルス・ドジャースへ移籍しました。2023年は故障のリハビリに専念し、シーズンを棒に振りました。しかし、2024年3月には開幕ロースター入りを果たし、約2年ぶりのMLB公式戦登板を果たしました。

投球スタイル

ファイアライゼンの投球は、平均150km/h、最速154km/hにも達するフォーシームが中心。この速球を武器に、打者を圧倒します。変化球としてはスライダーとチェンジアップを駆使し、打者のタイミングを外す巧みな投球術も持ち合わせています。

代表歴

2019年には、WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表にも選出されており、国際舞台での経験も豊富です。

まとめ

J.P.ファイアライゼンは、マイナーリーグからメジャーリーグへと這い上がってきた努力の人です。数々のチームを渡り歩きながらも、持ち前の投球力でメジャーリーグで活躍を続けています。故障からの復活を果たし、今後の活躍にも期待がかかります。彼の今後の活躍に注目しましょう。

もう一度検索