JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 新規参入チームの受け入れ (2023年)

JAPAN RUGBY LEAGUE ONE新規参入チーム選抜：2024-25シーズン

JAPAN RUGBY LEAGUE ONEは、2022-23シーズンの途中、2023-24シーズンからの新規参入チーム受け入れを決定しました。リーグ戦のチーム数調整と活性化を目的としたこの取り組みは、厳格な審査と選抜プロセスを経て、2024-25シーズンに3チームの参入という結果に繋がりました。

新規参入の背景

初年度のリーグ戦では、各ディビジョンが偶数チームで構成され、対戦スケジュールが円滑に組まれていました。しかし、宗像サニックスブルースの撤退によりDIVISION3が奇数チームとなり、試合日程や試合数の確保に課題が生じました。この問題を解決し、リーグ全体の均衡を保つために、新規参入チームの募集が不可欠となったのです。

募集と選抜プロセス

2023年1月より、地域リーグ所属チームを対象とした説明会が開催され、2月には新規参入チーム受け入れが正式に発表されました。その後、参入希望チームへの申請手続き説明、申請書類提出期限の設定、申請チームの発表といったステップを経て、選抜プロセスが進められました。

選考は多角的な視点で行われ、2024年1月末に最終的に3チームの参入が決定しました。選抜基準は、競技力、地域社会との連携、育成システム、財政基盤など多岐に渡り、リーグの将来的な発展にも配慮したものでした。

具体的な選抜基準

新規参入チームには、以下の6つの基準が設けられました。

1. ラグビー憲章の遵守: ラグビー憲章の5つの価値（品位・情熱・結束・規律・尊重）を体現し、組織内での教育活動を実施すること。
2. 高いレベルのラグビーの実現: 直近3年間の戦績、戦力、強化方針・環境の整備など、競技面での高いレベルを維持できる体制の構築が求められました。
3. コミュニティとの連携: 自治体・地域協会、地域団体との連携を図り、地域社会に貢献できる体制の構築が不可欠でした。
4. 地域に根ざした活動: 収容人数3000人以上のスタジアムを確保し、ホストゲームを積極的に開催する体制が求められました。
5. 育成チームの運営: U15、U12チームを運営し、将来のラグビー選手育成にも力を入れる必要がありました。
6. 組織能力と財政安定性: クラブ運営に必要な組織体制、人材、財政基盤を有していることが必須条件でした。

申請チームと結果

当初5チームが参入を申請しましたが、厳正な審査の結果、セコムラガッツ、ヤクルトレビンズ、LeRIRO福岡の3チームが2024-25シーズンのDIVISION3への参入が決定しました。審査では、地域リーグでの戦績や、ホストスタジアムの確保状況なども重要な評価項目となりました。

新チーム名とホストタウン

参入チームは、ホストタウンを示す地名をチーム名に含める必要がありました。これにより、セコムラガッツは「狭山セコムラガッツ」、ヤクルトレビンズは「ヤクルトレビンズ戸田」、LeRIRO福岡は「ルリーロ福岡」というチーム名でリーグに参戦することになりました。

今後の展望

3チームの新規参入により、リーグ全体のチーム数は26チームとなり、各ディビジョンのチーム数も調整されました。これにより、よりバランスのとれたリーグ運営が可能となり、リーグ全体の活性化が期待されます。今後のJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの発展が注目されます。

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