JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2022 DIVISION 2

ジャパンラグビーリーグワン2022 DIVISION2：激動のシーズンレビュー

2022年1月9日から5月にかけて開催されたジャパンラグビーリーグワン初年度のDIVISION2は、記憶に残るシーズンとなりました。優勝争い、観客動員、そして予期せぬ出来事など、様々な要素が絡み合い、ドラマチックな展開を見せました。

シーズンを彩った出来事

開幕直前、NECグリーンロケッツ東葛の選手が違法薬物所持容疑で逮捕されるという衝撃的な事件が発生しました。この選手は、その後チームから契約解除されました。これはリーグ全体に衝撃を与え、改めて社会的な責任の重さを問われる出来事となりました。

DIVISION2の試合では、高い観客動員数を記録しました。特に、第1節の三菱重工相模原ダイナボアーズ対花園近鉄ライナーズ戦は、5,305人の観客を動員。これはDIVISION2のリーグ戦1試合における入場者数の最多記録となり、2年近くその記録が保持されました。これは、ラグビー人気が着実に高まっていることを示す、非常に明るい兆候と言えるでしょう。

しかし、2020年から続く新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響は、ラグビー界にも影を落としました。このシーズンも、感染拡大の影響を受け、第6節と第10節の計2試合が中止を余儀なくされました。感染対策とリーグ運営の両立という難しい課題に、関係者は頭を悩ませたことでしょう。

シーズン終了後には、「NTTリーグワンアワード2022」が開催され、各賞が発表されました。優勝は花園近鉄ライナーズ、DIVISION2フェアプレーチーム賞は三菱重工相模原ダイナボアーズが受賞しました。また、クウェイド・クーパー選手（花園近鉄ライナーズ）がDIVISION2プレーヤー・オブ・ザ・シーズン、野中翔平選手（花園近鉄ライナーズ）とマイケル・リトル選手（三菱重工相模原ダイナボアーズ）がDIVISION2ゴールデンショルダー（ベストタックラー）を受賞しました。

リーグ戦、順位決定戦、入替戦

リーグ戦は2022年1月9日から4月10日にかけて、全10節にわたって行われました。各チームがしのぎを削る熱い戦いが繰り広げられ、順位決定戦へとつながっていきました。順位決定戦は、2022年4月23日から5月8日にかけて開催され、優勝チームが決定しました。

シーズン後には、DIVISION1との入替戦、そしてDIVISION3との入替戦が行われました。これらの試合は、チームの存続をかけた重要な戦いであり、選手たちの並々ならぬ緊張感と気迫が感じられたことでしょう。

まとめ

ジャパンラグビーリーグワン2022 DIVISION2は、多くのドラマと感動が詰まったシーズンでした。優勝チームの快挙はもちろん、各賞を受賞した選手たちの活躍、そして高い観客動員数、そして予期せぬ事件など、様々な出来事が記憶に残るシーズンとなりました。このシーズンで得られた経験と教訓は、今後のリーグの発展に繋がるでしょう。今後の更なる発展に期待したいところです。

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