JAPAN TENT

JAPAN TENT（ジャパンテント）

JAPAN TENTとは、毎年8月に石川県で行われる国際交流イベントです。このイベントでは、世界中から日本に留学している留学生約300人を招待し、1週間の滞在を通じて日本文化の体験や国際交流を促進します。参加者は石川県内の一般家庭にホームステイし、地域の文化を直接学ぶ機会が与えられます。運営には多くのボランティアスタッフが関与しており、主に地元の大学生が中心となって活動しています。

歴史

JAPAN TENTは1988年に始まり、初回は皇太子夫妻が臨席したことでも知られています。翌年には1週間にわたって開催されるようになり、それ以降も成長を続けています。1995年には紀宮清子内親王が歓迎式典に臨席し、その後も外務大臣表彰や文部科学省からの表彰を受けるなど、評価を高めています。2007年には第20回記念として特別講演が行われ、イベントの重要性を一層強調しました。

留学生のスケジュール

参加する留学生は、全国から金沢への到着後、オリエンテーションや歓迎式典に参加します。その後、県内のさまざまな市町に移動してホームステイが行われ、現地の家族との交流を深めます。ホームステイは、金沢市内で2回目の滞在を含めて計6泊行われます。イベントの最終日にはさよならセレモニーがあり、参加者は各自の帰路につきます。

交流活動の具体例

金沢では、参加留学生と地元民が交流できる多様なプログラムが用意されています。「ウェルカム石川茶会」では、茶道を体験し、地元のお茶を楽しむことが出来ます。また、金沢職人大学校では、多彩な伝統工芸体験を通じて職人の技を学ぶ機会も提供されています。さらには、屋台が立ち並ぶ「JAPAN TENT in 金沢」では、さまざまな国の料理を楽しむことができ、国際的な文化の交流が実現されます。

参加者数とボランティア

毎年約1000人の応募があり、それから選考を経て300人の留学生が選ばれます。これまでに160か国以上から8400人を超える留学生が参加しています。ボランティアは、交流事業の準備にかかわる大学生が多く、地元の学生に限らず県外の大学から帰省している学生も参加することがあります。2011年には130名、2012年には180名、さらに2013年には290名以上のボランティアが参加する見込みです。中には、県内の大学に留学している留学生自身がボランティアとして活動することもあります。

まとめ

JAPAN TENTは、留学生に日本の文化を味わってもらい、国際交流の場を提供する重要なイベントです。ボランティアを通じて地元の学生も参加し、地域の文化を学び、世界への理解を深める機会となっています。今後もこのイベントを通じて、さまざまな国の人々のつながりが広がっていくことが期待されます。

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