JMAX THEATER

ジェイマックスシアター：上越から富山へ、地域に根付く映画館の進化

ジェイマックスシアター（JMAX THEATER）は、新潟県上越市と富山県富山市に展開するシネマコンプレックスです。金子興業株式会社が運営しており、長年にわたる映画館経営の歴史と、最新の設備を備えた快適な映画鑑賞空間を提供しています。

高田中央劇場からシネコンへ：歴史の軌跡

ジェイマックスシアターの歴史は、1948年、新潟県高田市（現上越市）に設立された「高田中央劇場」に遡ります。その後、高田東映劇場を併設するなど、地域の中心的な映画館として発展を続けました。1972年には金子興業株式会社が設立され、運営を引き継ぎます。1990年代末には館名を「高田中劇」に統一。ライバル館の閉館を経て、上越市内の映画館として確固たる地位を築きました。

2004年、上越市に最新の設備を備えたシネコン「JMAX THEATER」が開業。高田中劇も営業を続けましたが、2006年には閉館し、金子興業は映画館運営をJMAX THEATERに集約しました。高田中劇会館はその後取り壊され、現在では更地となっています。

地域への拡大：富山への進出

2016年には、富山県富山市にある商業施設「ユウタウン総曲輪」内に「JMAX THEATER とやま」を開館。上越市に続く2館目となり、県外への進出を果たしました。

JMAX THEATER 上越：上越市の拠点

上越市にあるJMAX THEATERは、複数スクリーンを備え、RealDシステムを導入した3D映画の上映にも対応しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一時休館しましたが、現在は営業を再開し、地域住民に映画を楽しめる空間を提供しています。各スクリーンには車椅子スペースも確保されており、アクセシビリティにも配慮されています。

JMAX THEATER とやま：富山の魅力を発信

富山市にあるJMAX THEATER とやまは、最新の設備を誇ります。シアター1には日本海側初となるBarco社の「Auro 11.1ch 3Dサウンドシステム」を導入、シアター1・2・8には「Volfoni」による3D上映システムを採用。高品質な映像と音響で映画を堪能できます。さらに、富山県朝日町出身の中川龍太郎監督作品の上映にも力を入れており、地域に密着した映画館としての役割も担っています。各スクリーンには車椅子スペースも確保されています。

まとめ：未来への展望

ジェイマックスシアターは、半世紀以上にわたる歴史の中で、時代の変化に合わせて進化を続けながら、地域社会に貢献してきました。これからも、最新の設備と、地域に根付いた運営で、多くの人々に映画の感動を届けていくでしょう。上越、富山の両劇場ともに、快適な映画鑑賞体験を提供することで、地域文化の発展に貢献し続けていくことが期待されます。

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