JOHNNYS' ジュニア・スペシャル

JOHNNYS' ジュニア・スペシャルについて

JOHNNYS' ジュニア・スペシャル（通称：JJS）は、1974年の夏に「ジュニア・スペシャル」として結成された男性アイドルグループです。このグループはジャニーズ事務所に所属し、1970年代中期に多くのファンの支持を得て活動しました。グループ名の正式な表記は「JOHNNYS'」であり、「ジャニーの」ではなく「ジャニーズの」という意味が込められています。

メンバー構成

グループのリーダーは板野俊雄（トシちゃん）で、1957年生まれの山口県出身です。彼は身長168cmと比較的小柄で、堀越高等学校を卒業後、元郷ひろみの付き人をしていました。1978年に解散するまでグループの中心として活躍しました。

次に、林正明（マーちゃんまたの名をドラキュラ）も重要なメンバーでした。彼は1958年に横浜市で生まれ、身長175cmでさっぱりした顔立ちの持ち主です。林はグループ解散後に短期間ソロ活動をしていましたが、2016年に心筋梗塞で急逝しています。

畠山久（チャーリー）もグループの一員で、1958年の東京都出身です。彼は1978年に解散された後、俳優として活動し、最終的にはミュージカルでも名を馳せましたが、2003年に転移性胆管癌で亡くなりました。

グループの歴史

JJSは1974年にジャニーズ・ジュニアの一部として始まり、その後「ジュニア・スペシャル」としての活動をスタートさせました。初めはバックダンサーとしての役割を担いながら音楽シーンに挑んでいましたが、1975年に正式にレコードデビューし、全国的に知られるようになりました。「ベルサイユのばら」をレパートリーにし、ペアでのゲームコーナーなども展開し、子供番組『おはよう!こどもショー』にレギュラー出演していました。

1978年には、グループとしての新譜リリースは無くなりましたが、その後「VIP」という新たなグループに再デビューしました。これにより、JOHNNYS' ジュニア・スペシャルとしての活動は幕を閉じました。

人気と影響

JJSの人気の背景には、林の人気や数々のファン活動がありました。ファンによって作られた親衛隊「ガッツ」や「チーパー」は東京と大阪で活動し、応援コールなども盛り上がりました。また、多くの著名人がファンを公言しており、アイドル文化の一翼を担いました。

脱退メンバーとその後

メンバー脱退の経緯も興味深いです。山縣孝良や井上純一といったメンバーが初期に在籍していましたが、脱退の後は新たにメンバーが加入したり、他のプロダクションに移籍するなどしていきました。

特に、VIPの成立はJJSの影響を受けており、新しい時代のアイドルの形を作っていきました。グループは解散したものの、メンバーがその後どのようにキャリアを追求していったのかも注目に値します。

終わりに

JOHNNYS' ジュニア・スペシャルは、単なるアイドルグループの枠を超え、当時の音楽シーンやエンターテインメントの成長に寄与した存在でした。彼らの活動や影響は、今なお多くのファンの心に残っており、その記憶は色あせることがありません。

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