JOJO magazine

『JOJO magazine』：35周年を彩る、珠玉のジョジョシリーズムック

集英社が発行する不定期刊行のムック本『JOJO magazine』は、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの魅力を余すことなく詰め込んだ、ファン必携の一冊です。2021年12月27日、シリーズ35周年を記念して創刊され、荒木飛呂彦先生による描き下ろし表紙を飾る豪華な内容となっています。B5判の大型サイズで、読み応えのある構成が特徴です。

多様なコンテンツでシリーズの魅力を再発見

本誌では、荒木飛呂彦先生による新作読み切り漫画や、人気作家陣によるスピンオフ小説を多数掲載。単なるアンソロジーにとどまらず、シリーズを多角的に楽しめるよう、様々な企画が展開されています。例えば、関係者へのインタビューや、貴重な資料の掲載など、ファン垂涎のコンテンツが満載です。

主な掲載作品と概要

『JOJO magazine』には、以下のような魅力的な作品が掲載されています。

『岸辺露伴は動かない　エピソード#10 ホットサマー・マーサ』 (荒木飛呂彦): 荒木先生自身による『岸辺露伴は動かない』シリーズの最新作読み切り漫画。既に単行本化されている作品とはまた異なる魅力が詰まった、必読の一編です。
『無限の王 rey infinito』 (真藤順丈): Part2で登場するリサリサを主人公としたスピンオフ小説。Part3までの間の物語が描かれ、『JOJO magazine』で連載後、『ジョジョの奇妙な冒険 無限の王』として書籍化されました。
『野良犬イギー』 (乙一): Part3の人気キャラクター、イギーとアブドゥルの出会いを描いたスピンオフ小説。単行本化もされており、多くの読者から高い評価を受けています。
『ギャング側の証人』 (安藤敬而): Part5に登場するスクアーロとティッツァーノの物語を描くスピンオフ小説。未単行本化ですが、物語の展開に期待が高まる作品です。
『親の心子知らずの巻』 (北國ばらっど): Part5に登場するメローネとギアッチョの関係を描いたスピンオフ小説。キャラクターたちの新たな一面が描かれており、未単行本化ながら、大きな話題を呼んでいます。
『魔老紳士ビーティー 「婆シニアによろしく」事件』 (原作：西尾維新/作画：出水ぽすか): 西尾維新先生原作、出水ぽすか先生作画によるスピンオフ漫画。人気シリーズ『魔少年ビーティー』をベースにした、ユニークな作品です。未単行本化作品です。

今後の展開への期待

不定期刊行ながらも、毎回新たな魅力的な作品が発表されている『JOJO magazine』。今後も、シリーズファンを魅了する、珠玉のコンテンツが期待されています。未単行本化の作品が多く存在するため、今後の書籍化にも注目です。シリーズの深淵をさらに掘り下げる、貴重な資料集としての役割も担う『JOJO magazine』は、まさに『ジョジョの奇妙な冒険』ファンにとって、なくてはならない一冊と言えるでしょう。

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