JUDGE EYES:死神の遺言

JUDGE EYES：死神の遺言

『JUDGE EYES：死神の遺言』、英語版である『Judgment』は、セガゲームスによって2018年12月13日にPlayStation 4|PlayStation_4向けにリリースされたアクションゲームです。この作品は法廷ドラマとアクションを結びつけた「リーガルサスペンスアクション」として設計され、プレイヤーは探偵として様々な事件を解決しながら、真実に迫ることになります。また、2021年4月23日にはPS5向けにリマスター版が発売され、グラフィックの向上や新しいミニゲームが追加されています。

ゲームの概要

『JUDGE EYES』は、シリーズの舞台である神室町を舞台に、プレイヤーが探偵の八神隆之として多様な事件に挑む内容です。物語は全13章で構成されており、プレイヤーは法廷での弁護を行ったり、様々な調査アクションや戦闘アクションを駆使して事件を解決していきます。ゲームは『龍が如く』シリーズと同じく、ドラゴンエンジンを用いて開発されました。
当初のタイトルは『JUDGE』（ジャッジ）でしたが、同名の商標が任天堂によって取得されていたため、発表の2ヶ月前に『JUDGE EYES』に変更されました。逆に、欧米版では『Judgment』というタイトルでリリースされ、登場キャラクターの声を担当していたピエール瀧が逮捕されるという問題が発生し、その影響でキャラクターのモデルとボイスが変更されました。

物語の背景

物語は2015年に遡ります。八神は、彼の弁護士としてのキャリアの中で、ある犯罪事件の弁護を担当することになります。その結果、無罪判決を得た大久保が釈放後すぐに恋人を殺し、その事件によって彼自身は「インチキ弁護士」として世間から非難を浴びてしまいます。この一件をきっかけに、八神は弁護士の道を捨てて探偵として再出発します。

物語は3年後の2018年にスタート。八神は神室町で探偵事務所を開業し、元極道の海藤正治と共に生活を営んでいます。神室町では、共礼会の構成員が次々と殺害されるという連続猟奇殺人事件が発生し、八神はこの事件に巻き込まれていくことになります。
事件の調査が進むにつれ、八神は逃げた犯人「モグラ」と名付けた存在に関わる秘密が絡むことを知り、真相に迫るために奔走します。物語は多数のサイドケースやフレンドイベントを織り交ぜながら進行し、登場する多彩なキャラクターたちとの人間関係や謎が深まっていきます。

ジャンルとシステム

本作は、「調査アクション」と「バトルアクション」を組み合わせたプレイスタイルを採用しています。物語の中で必要な調査アクションを駆使しながら事件を解決し、同時にバトルアクションで敵と戦うことが求められます。バトルでは、八神は「フィジカルスイッチ」システムを用いた二つの格闘スタイルを使い分け、状況に応じて戦い方を変えることが可能です。

また、多様な調査アクションも用意されており、プレイヤーは人物や証拠を探して「サーチモード」で情報を集めたり、尾行や聞き込みを行って情報の収集をする必要があります。ストーリーが進行する中で、様々なサイドクエストやフレンドイベントも存在し、人々との関係を築くことで新たな展開が待っています。

キャラクターと声優

本作では、木村拓哉が八神隆之の声を担当しており、彼の存在感が際立っています。また、他にも中尾彬、谷原章介、滝藤賢一、ピエール瀧などの豪華なキャストが名を連ね、物語に深みを与えています。

受賞歴と評価

『JUDGE EYES：死神の遺言』は、その完成度の高さから多くのファンを獲得し、日本ゲーム大賞2018のフューチャー部門、そして日本ゲーム大賞2019の優秀賞を受賞しています。これは新しい試みながらも、『龍が如く』シリーズのファンをも魅了する作品となっています。

まとめ

このゲームは、法廷ドラマとアクションを交えた新しいスタイルの物語で、プレイヤーは真実を追求しながら様々な事件に挑む手応えを味わうことができます。神室町で繰り広げられるサスペンスや、豊富なキャラクターたちとの関わりの中で、どのように物語が展開していくのか楽しみですね。

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