JUDY AND MARY

JUDY AND MARY

JUDY AND MARY（略称：ジュディマリ）は、1992年から2001年まで活動していた日本のロックバンドです。彼女たちの音楽スタイルは、ポップでありながら切なさを感じさせる要素を持ち、多くのファンに愛されました。

バンドの結成と初期の活動

JUDY AND MARYは、1991年に恩田快人が「JACKS'N'JOKER」としてメジャーデビューした後、映画の撮影を通じて出会った短大生YUKIとの出会いをきっかけに結成されました。YUKIは恩田にバンドの夢を語り、彼女の歌声を聴いた恩田は彼女をボーカルに選びました。1992年2月には結成し、同年4月にインディーズレーベルからアルバム『BE AMBITIOUS』をリリースします。この時点ではメンバー全員がサイド・プロジェクトとしての意識を持っていたため、活動にはかなりの柔軟性がありました。

しかし、恩田の熱意が強まり、再始動の決意をしました。1993年2月には新メンバーTAKUYAが加入し、9月にはシングル「POWER OF LOVE」でメジャーデビューを果たします。これによってJUDY AND MARYの本格的な活動がスタートしました。アルバム『J・A・M』は1994年に発表され、さらに同年12月にはアルバム『ORANGE SUNSHINE』がオリコンチャートで初登場5位を記録しました。

人気上昇と大ヒット曲

1995年以降、JUDY AND MARYはその名を広め続けます。6月にはシングル「Over Drive」が60万枚以上の売上を記録し、同年のアルバム『MIRACLE DIVING』も100万枚に迫るセールスを誇りました。この頃から、公式ファンクラブ「JAMP」が発足し、より多くのサポーターが彼女たちを支え始めました。

1996年には全国ツアー『MIRACLE NIGHT DIVING TOUR 1996』を展開し、武道館での公演はすぐにチケットが完売しました。人気がピークに達した同年2月、シングル「そばかす」がオリコン1位を獲得し、100万枚の売上を記録します。この年は特に多くの舞台に立ち、「第47回NHK紅白歌合戦」にも初出場を果たしました。

終焉へ向かう道

その後の活動は大変順調で、アルバム『THE POWER SOURCE』も1位を獲得し、300万枚に迫る売上を記録しました。さらに、1998年にはアルバム『POP LIFE』が100万枚以上の売上を上げ、東京ドーム公演を成功させた後、グループの活動はひとまず落ち着きました。しかし、YUKIの健康不調もあり、一時的な活動休止が必要になりました。

活動を再開した2000年から2001年までにかけては、再びシングルやアルバムをリリースし、精力的に活動を続けましたが、2001年には解散を発表します。最後のシングル「ラッキープール」をリリース後に、ラストツアーを行い、3月には東京ドームでの公演をもって解散を迎えました。

解散後の活動と影響

解散後も、JUDY AND MARYはファンからの支持を受け続け、トリビュートアルバムやコンピレーションアルバムがリリースされています。2006年にはリマスタリングされたベストアルバムがオリコン2位を獲得し、これまでに支持されてきた彼女たちの楽曲は、多くの音楽ファンに親しまれています。彼女たちの音楽は今もなお、日本の音楽シーンに影響を与え続けています。

もう一度検索