Japan Furusato Network

『Japan Furusato Network（ジャパン・ふるさと・ネットワーク）』は、TOKYO FMをはじめとするJFN系列局で2009年11月2日から2013年3月28日まで放送されていた、地域情報番組です。略称は番組名とJFN系列局名であるJapan FM Networkを掛け合わせたものです。

この番組は、日本の各都道府県を一つずつ取り上げ、その土地の特色豊かな話題をニュース形式で紹介していました。地域住民の生活や文化、自然環境など、多様な切り口から日本の魅力を伝えていた点が特徴です。

番組パーソナリティは、2011年3月までは茂木淳一氏が務めていました。茂木氏の時代には、オープニングで「日本中に転がっている、ふるさとの希望のかけらを、集めて繋げて参りましょう」という決まり文句があり、番組に温かい雰囲気を与えていました。放送内容は、各地域の話題とその補足情報、茂木氏の感想という構成で、オーケストラのBGMとともに番組は幕を閉じます。

2011年4月からは、サヘル・ローズ氏がパーソナリティを引き継ぎました。サヘル氏になってからは、オープニングの挨拶は「日本全国にある、ふるさとの話題をお送りします」へと変更されましたが、番組のスタイルは基本的に変わりませんでした。

放送時間は、月曜日から木曜日の14時55分から15時00分でしたが、エフエム秋田とFMぐんまでは13時55分から14時00分に先行ネットされていました。TOKYO FMでは『シナプス』などの番組内、JFN系列局では『flowers』などの番組内で放送され、FMKとエフエム愛知では独立番組として放送されました。

番組開始当初は木曜日までの放送でしたが、金曜日は2009年12月末まで『House of Essence』という住宅情報番組が放送されていました。その後、月曜日から金曜日の帯番組となりましたが、2011年4月からは再び月曜日から木曜日の放送に戻りました。金曜日の枠には、『HOPE MESSAGE』、『中西哲生のWEEKEND NAVI』、『鈴木おさむのちょっと元気になる言葉を』といった番組が放送されました。

放送時間帯は、14時55分から15時00分と短時間でしたが、その中で日本の様々な地域の魅力を効果的に伝える工夫が凝らされていました。番組内の構成としては、冒頭のタイトルコールに始まり、カウキャッチャー枠（スポンサー枠）が設けられていました。一時期、カウキャッチャー枠が廃止されたこともありました。

『Japan Furusato Network』は、短い時間ながら日本の地方の魅力を伝え、多くのリスナーに親しまれた番組でした。TBSラジオで放送された『日本列島ほっと通信』と同様、地域情報に焦点を当てた番組であり、福井県と山口県では放送時間が重複していた時期もありました。これらの番組は、地域に密着した情報提供という点で共通しており、日本の各地の情報を伝える重要な役割を果たしていました。番組は終了してしまいましたが、日本の地方の魅力を再認識するきっかけとなった番組として記憶されています。

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