Julie Watai

ジュリ・ワタイ：多様な才能が交差するクリエイターの軌跡

ジュリ・ワタイ（Julie Watai）は、1979年大阪府出身のマルチな才能を持つクリエイターです。写真家、アーティスト、DJ、歌手として活動する傍ら、過去には恵美奈マコ、天野あい名義でアイドルやタレントとしても活動していました。現在はカフナロックに所属し、その活動は多岐に渡ります。

コスプレイヤーからアーティストへ

小学生の頃からコスプレに親しみ、BL同人作家としても活動していた彼女は、1998年頃にはコスプレCD-Rをコミケで販売するなど、先駆的な活動を行っていました。2000年には恵美奈マコ名義でアルバムをリリースし、2001年にはアイドルグループ「ピカピカ」のメンバーとしてCDデビューも果たします。グループ活動停止後、カメラマンとしての道を歩み始め、24歳でイタリアへ渡ります。

写真家としての躍進

2006年には、Julie Watai名義でイタリアの美術出版社から写真集『SAMURAI GIRL』を出版。この作品はニューヨーク近代美術館（MoMA）にも置かれるなど、世界的に高い評価を受けました。その後、自身のグラビアアイドルとしての過去を公表し、夕刊フジやSANKEI EXPRESSで連載コラムを持つなど、タレントとしても活動の幅を広げます。

多彩な音楽活動

2009年からは、テクノポップユニットCutie PaiにVJとして参加し、チップチューンアーティストとしても活動を開始。世界最大のゲームイベント「DreamHack」でのライブ出演をきっかけに、Hally（田中治久）とのユニット「JulieHally」としても活動しました。2012年には、音楽ユニット「mishmash」にボーカルとして参加し、楽曲をリリース。2014年には、南波志帆らと共にクリエイターズユニット「xxx of WONDER」を結成するなど、音楽活動も積極的に行っています。

メディアアートへの貢献と多岐にわたる活動

iPhoneアプリ「遊べる写真集 Pixel Love」のプロデュースや、国立新美術館でのメディア芸術祭での作品プレゼンテーションなど、メディアアート分野でも才能を発揮しています。また、秋葉原の「はんだづけカフェ」での作業風景を配信するなど、電子工作にも精通しており、その様子はメイド服姿であることも。2019年には、大阪市生野区にたこ焼き屋「DELTAKO」をオープンするなど、その活動は多岐に渡ります。

アンダーグラウンド文化への影響

ネットアイドル「うしじまいい肉」やアキバ系カルチャーに影響を与えるなど、アンダーグラウンドなオタク文化への貢献も評価されています。年齢非公表でしたが、2009年に30歳であることを公表しました。

ジュリ・ワタイは、コスプレ、アイドル、グラビアアイドル、写真家、音楽家、VJ、そして経営者として、様々な顔を持つクリエイターです。彼女の多岐にわたる活動は、常に新しい表現を追求し、独自の視点と才能で様々な分野を横断する、革新的な存在として注目を集めています。

彼女の作品や活動からは、常に変化を恐れず、新しい可能性に挑戦し続ける姿勢が感じられます。今後の活躍からも目が離せません。

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