K-ROCK (アルバム)

アン・ルイスのアルバム『K-ROCK』は、1992年9月23日にビクターエンタテインメントからリリースされました。

概要

アルバムタイトルである『K-ROCK』は、「歌謡ロック」を意味するとされています。これは、従来のロックの枠にとらわれず、歌謡曲の要素を取り入れた新しい音楽性を追求したことを示唆しています。

音楽プロデューサーには、当時レベッカのメンバーであった土橋安騎夫を迎え、レコーディングはロサンゼルスで行われました。これにより、サウンド面でも国際的なクオリティを実現しています。

さらに、豪華なゲストミュージシャンが参加しているのも特徴です。当時のネルソンのメンバーであったブレット・ガースド（ギター）、ポール・ミルコヴィッチ（キーボード）、ボビー・ロック（ドラムス）をはじめ、ギタリストのジェイク・E・リー、マイケル・トンプソン、ドラマーのヴィニー・カリウタ、デニー・フォンハイザー、バックボーカルのレイ・ギランらが名を連ねています。これらのミュージシャンの参加が、アルバムの音楽的な多様性と深みを大きく引き上げています。

収録曲について

収録曲は全11曲で、土橋安騎夫が全曲の編曲を担当しています。作詞家には松井五郎、森雪之丞、湯川れい子、石川あゆ子、Annie、岩里祐穂らが参加し、作曲家には松田良、Char、西田昌史、中崎英也、依田稔、南木直樹、高橋ヨシロウらが名を連ねています。多彩な作家陣が楽曲を提供し、アン・ルイスの新たな魅力を引き出すことに成功しています。

収録曲の例を挙げると、

「いらいらさせないで」（作詞：松井五郎、作曲：松田良）
「Foolish Prisoner」（作詞：Annie、作曲：Char）
「Mr. Rocker」（作詞：Annie、作曲：西田昌史）
「夜に傷ついて」（作詞：岩里祐穂、作曲：中崎英也）
* 「Poison」（作詞：森雪之丞、作曲：依田稔）

などがあります。これらの楽曲は、アン・ルイスの表現力豊かなボーカルと、豪華ミュージシャンたちの演奏によって、より一層魅力的なものとなっています。

『K-ROCK』は、アン・ルイスの音楽キャリアにおいて、新たな方向性を示す重要な作品と言えるでしょう。歌謡曲とロックの融合、そして豪華ゲストミュージシャンの参加によって、独自のサウンドを確立し、多くの音楽ファンを魅了しました。

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