KBS昌原放送総局

KBS昌原放送総局について

KBS昌原放送総局は、韓国放送公社（KBS）の地域放送局の一つであり、慶尚南道東部地域を主な放送エリアとしています。もともとは馬山放送局として設立されましたが、釜山の政府直轄化や道庁の移転、昌原市の発足などを経て、慶尚南道を統括する放送総局へと昇格しました。これにより、放送エリアも拡大し、より多くの視聴者へ情報を届ける役割を担っています。

歴史

1943年4月30日、社団法人朝鮮放送協会馬山補助放送所として開局しました。当時の呼出符号はJBOKでした。翌年には放送局に昇格し、地域における重要な情報発信拠点としての役割を担うようになりました。その後、1958年9月11日に呼出符号をHLKDに変更、1969年5月6日には馬山テレビ送信所が開局し、テレビ放送を開始しました。1985年1月11日には第1ラジオ放送が開始され、1987年11月20日にはFMラジオ放送も開始されました。

1987年6月1日にKBS昌原放送総局に改称し、現在の名称となりました。1990年11月16日には日本のNHK山口放送局との間で地域放送の協力協定を結び、相互に番組やニュース素材を交換するようになりました。2002年10月17日には第2ラジオ放送と第3ラジオ放送も開始され、より多様な番組を放送しています。

NHK山口放送局との協力関係

KBS昌原放送総局は、慶尚南道と山口県の友好関係を背景に、NHK山口放送局と協力関係を結んでいます。この協力関係により、道内のローカルニュースが山口県だけでなく、北九州など近隣地域でも放送されることがあります。また、これらのNHK放送局が取材したローカルニュースも、素材交換によってKBS昌原放送総局で放送されています。これにより、地域間の情報交流が活発化し、視聴者はより広い範囲の情報を得ることができています。

組織

KBS昌原放送総局は、以下のチームで構成されています。

編成製作チーム：テレビ番組の制作や編成を担当します。
報道チーム：映像取材やニュース取材を担当します。
技術チーム：放送技術の管理やメンテナンスを行います。テレビ、ラジオ、中継、送出技術など多岐にわたる分野を担当します。
総務チーム：総務や財源管理を行います。

送信所と中継局

KBS昌原放送総局は、以下のチャンネルで放送を行っています。

デジタルテレビ

第1テレビ：リモコンキーID 9-1、呼出符号 HLAI-DTV
第2テレビ：リモコンキーID 7-1、呼出符号 HLKD-DTV
EBSテレビ：リモコンキーID 10-1

ラジオ

第1ラジオ
第2ラジオ（Happy FM）
第3ラジオ
音楽FM

地上波DMB

U-KBS

海外の提携局

日本：NHK山口放送局

外部リンク

KBS창원방송총국
KBS창원 - YouTubeチャンネル
KBS창원 라이프 - YouTubeチャンネル

KBS昌原放送総局は、地域に密着した放送局として、これからも多様な情報を提供し、地域社会の発展に貢献していくでしょう。

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