KING (忌野清志郎のアルバム)

アルバム『KING』の詳細

『KING』は、忌野清志郎が2003年11月19日に発表した彼のソロ活動の中での重要なアルバムです。この作品は、彼の名義によるものでは、『RUFFY TUFFY』以来、実に4年4か月ぶりのリリースとなりました。アルバムは三宅伸治と共作・プロデュースされており、彼らの音楽的なコラボレーションが詰まった一枚となっています。2008年にはSHM-CD仕様での再発も行われ、多くのファンに愛され続けています。

収録内容と作品の特徴

本作は、CDとDVDの2枚組仕様であり、DVDには『"WANTED"日比谷野外音楽堂/Aug.17th 2003』というライブ・ダイジェストの映像が収録されています。これにより、アルバムの音楽だけでなく、清志郎のライブパフォーマンスも楽しむことができます。

収録曲

分類としては全ての楽曲の作詞及び作曲は、忌野清志郎と三宅伸治の共作であり、1曲（M-4）のみが清志郎の単独によるものです。

1. Baby何もかも
2. WANTED
3. 玩具（オモチャ）
4. HB･2B･2H
5. 雑踏
6. 虹と共に消えた恋
7. ウイルス
8. モグラマン
9. 奇妙な世界
10. 胸が張り裂けそう
11. 約束

参加ミュージシャン

アルバムには、忌野清志郎を中心に、多様なミュージシャンが参加しています。彼はボーカルに加えて、ドラムやギターなど多様な楽器を演奏し、楽曲に深い奥行きを与えています。三宅伸治もエレクトリックギターやベースなど多面的な演奏を担当。その他に、次のようなミュージシャンが参加しています：

• - 中村キタロー（ベース）
• - 宮川剛（ドラムス、タンブリン、コンガ、バッキング・ボーカル）
• - 池田貴史（オルガン、ピアノ、バッキング・ボーカル）
• - 梅津和時（アルト・サックス）
• - 片山広明（テナー・サックス）
• - 渡辺隆雄（トランペット）
• - Leyona（バッキング・ボーカル）
• - 半田さおり（バッキング・ボーカル）
• - 他、特定楽曲には弦楽器奏者も参加。

カバー楽曲

このアルバムの楽曲の中には、他のアーティストによるカバーも存在します。例えば、「奇妙な世界」は、2017年12月20日にTOSHI-LOWが、また「雑踏」はBEGINが同じ日に、そして「約束」はゆずによってもカバーされました。これらのトリビュート・アルバムの収録は、三宅伸治の楽曲が今もなお影響を与え続けていることを示しています。

『KING』は、忌野清志郎の音楽的な進化を感じさせる作品です。多面的なアプローチで創り上げられた曲たちは、聴く者に強い感情を呼び起こし、彼の魅力を存分に味わうことができる一枚となっています。

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