KWrite

KWriteは、KDEデスクトップ環境で利用できる軽量なテキストエディタです。kdebaseパッケージの一部として提供されており、手軽にテキスト編集作業を行いたい場合に便利です。

主な機能

多彩なエクスポート機能: HTML、PDF、PostScript形式でのエクスポートに対応しており、編集したテキストをさまざまな形式で出力できます。
ブロック選択モード: テキストの矩形領域をまとめて選択できるブロック選択モードを備えており、表形式のデータなどを効率的に編集できます。
コード折り畳み: プログラミングコードなどの長いテキストを折りたたんで表示できるコード折り畳み機能により、コードの構造を把握しやすく、編集作業をスムーズに行えます。
ブックマーク: テキスト内の特定の位置にブックマークを設定することで、必要な箇所に素早くジャンプできます。
シンタックスハイライト: さまざまなプログラミング言語やマークアップ言語に対応したシンタックスハイライト機能により、コードの可読性が向上し、編集ミスを減らすことができます。
エンコーディング選択: テキストファイルのエンコーディングを自由に選択できるため、文字化けを気にせずに編集できます。
改行コードモード選択: UNIX、Windows、Macintoshの各環境に対応した改行コードモードを選択できます。
単語補完: 入力中の単語を予測して補完する機能により、タイピングの手間を軽減できます。

KParts技術の採用

KDE 2.xの時代には、KWriteはKParts技術を採用しておらず、他のアプリケーションに組み込むことはできませんでした。しかし、その後KParts技術に対応するように書き換えられ、KDEアプリケーション内でテキストエディタとして利用できるようになりました。これにより、KWriteを埋め込んだアプリケーションでは、ユーザーが利用するエディタを柔軟に選択できるようになりました。

関連情報

KWriteは、KDEコミュニティが開発しているオープンソースソフトウェアであり、自由に使用、配布、修正することができます。

関連項目

KEdit: KDE環境向けの別のテキストエディタ。
Kate: KDE環境向けの高度なテキストエディタ。
KDE: KWriteが動作するデスクトップ環境。
Gedit: GNOMEデスクトップ環境向けのテキストエディタ。

外部リンク

KWrite 公式ウェブサイト
KWrite ハンドブック

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