Kappa

Kappaについて

Kappa（カッパ）は、イタリアに拠点を置くスポーツ用品ブランドで、その歴史は1916年にさかのぼります。当初は、トリノに設立されたSocieta Anonima Calzificio Torinese（SACT）社が前身となり、その後Maglificio Calzificio Torinese（MCT）社となって現在のブランドが誕生しました。Kappaブランド自体が発表されたのは1967年で、1970年代にはアスレチックウェア市場に本格的に進出しました。

ブランドのアイデンティティ

Kappaというブランド名は、ギリシャ文字のΚ（カッパ）から取られています。ロゴに描かれている背中合わせの男女のシルエットは「OMINI（オミニ）」として知られています。このデザインは、アダムとイヴを象徴するという説もありますが、実際にはブランドの初期の水着モデルの撮影時に偶然撮影された二人の写真が元になっています。

日本における展開

Kappaは1983年に日本で株式会社フェニックスと技術提携し、アスレチックウェアの販売を開始しました。その後、2006年にはコンサドーレ札幌、2007年にはジェフユナイテッド市原・千葉と契約し、Jリーグの公式ユニフォームサプライヤーとして活動するようになりました。特に「カッパ・バンダ」と称されるオミニ・ロゴを織り込んだテープデザインや、両肩に大きく配置された「ビッグオミニ」はデザインの代表的な特徴です。

海外展開と直営店

Kappaはまた、海外のサッカークラブとも提携し、イタリアのセリエAやドイツのブンデスリーガ、スペインのリーガ・エスパニョーラ、さらにはロシア・プレミアリーグなどでユニフォームを採用しています。2005年には札幌に初めての直営ショップをオープンし、後に東京にも直営店が開設されましたが、2014年には閉店しました。

最近の動向

2020年7月31日、日本国内のKappaブランドを展開していた株式会社フェニックスは、中国動向集団有限公司からKappaの権利をBasicNet S.p.Aへ売却しました。2021年には、株式会社フェニックスの事業終了によって、志風音がBasicNet S.p.Aと新たな契約を締結し、ライフスタイル、スポーツ、鞄、雑貨など多岐にわたる分野で展開することになります。これにより、グローバルラインや国内向け商品など、幅広いコレクションが充実しています。

トピック

Kappa社の「2人の人間のマーク」は、あみんの「2人の人間のマーク」と類似しているため、時折比較されることがあります。

まとめ

Kappaは、長い歴史を持つスポーツブランドとして国内外で広く認知されており、特にスポーツウェアやユニフォームにおいて多くのファンを魅了し続けています。

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