Killer Show

ナイトメア 5th アルバム『killer show』

『killer show』は、日本のヴィジュアル系バンド、ナイトメアが2008年にリリースした5枚目のオリジナルアルバムです。前作『the WORLD Ruler』から約1年3か月ぶりのリリースとなりました。

アルバム概要

本作には、シングル「レゾンデートル」「このは」「DIRTY」とそのカップリング曲、配信限定曲「White Room」を含む全13曲が収録されています。

アルバム制作にあたっては、全ての楽曲がシングルになり得るクオリティを目指し、ライブでの演奏を強く意識した点が特徴です。タイトルも、当時の活発なライブ活動と連動して名付けられました。ボーカルの音声処理では、リバーブを極力抑え、よりダイレクトな質感を追求しています。

CDのみのジャケットに登場する王冠を被った虎は、当初本物を使用する予定でしたが、許可が下りなかったというエピソードも。この虎はナイトメア自身を象徴しているとされています。

音楽情報サイトBARKSでは、本作のインタビュー記事と共に、収録曲の歌詞の一部を抜粋し、一問一答形式で解説する「歌詞抜粋Q&A」が掲載されました。

リリース形態と特典

アルバムは【DVD+CD】、【写真集+DVD+CD】、【CD】の3形態でリリースされました。初回特典として、各形態ごとに異なる特典が用意されました。

【DVD+CD】: 「THE LAST SHOW」のPVを収録。CDレーベル面にはYOMI、DVDには咲人が印刷。
【写真集+DVD+CD】: 「White Room」のPVを収録。CDレーベル面には柩、DVDにはRUKAが印刷。
【CD】: 初回生産分のみ、6種類のトレーディングカードをランダムで1枚封入。CDレーベル面にはNi〜yaが印刷。

また、全形態（【CDのみ】は初回生産分に限り）に、アルバム購入者限定イベントの応募券が封入されました。

収録曲について

各楽曲は、咲人、RUKAが作詞・作曲を手掛けています。

パンドラ: ギリシア神話のパンドラをモチーフにした楽曲。
DIRTY: 13thシングル。アルバムバージョンとして、イントロ部分が削除され、低音が強調されています。
the LAST SHOW: 深夜のイクスピアリで撮影されたPVも話題となりました。
TrickSTAR: RUKAが「幸せ」という言葉に対する違和感を表現した歌詞が印象的です。
メビウスの憂鬱: 13thシングル「DIRTY」のカップリング。「惰性ブギー」のアンサーソング的な位置づけで、アウトロが「惰性ブギー」のイントロに繋がる構成となっています。
このは: 12thシングル。
レゾンデートル: 11thシングル。
WORST: RUKAが普段使わない言葉をあえて使わずに作詞した結果生まれた楽曲。
ジャイアニズム罰:
ジェネラル:
White Room: ライブツアー期間中のみ配信された楽曲。太田裕美の「木綿のハンカチーフ」へのアンサーソングとして制作されました。
cloudy dayz: 12thシングル「このは」のカップリング。
夜想曲:

参加ミュージシャン

本作には、以下のミュージシャンが参加しています。

TOHRU TOMIYASU - Drums Tuner
TOORU YOSHIDA (LION HEADS) - Keyboards
TOSHITAKA MIKUNI - Keyboards
SHIRO SASAKI (BIG HORNS BEE) - Horn Arrangement, Trumpet (M3)
KAZUKI KATSUTA - Tenor Sax (M3)
WAKABA KAWAI - Trombone (M3)
SHINOBU (Creature Creature、The LEGENDARY SIX NINE) - Manipulator
TAKAYUKI KURIHARA - Manipulator

『killer show』は、ナイトメアのライブパフォーマンスへの情熱と、各メンバーの音楽性が凝縮されたアルバムと言えるでしょう。

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