Lドラ

Lドラ（エル-）の概要



Lドラは、2008年9月29日から2010年4月2日まで、テレビ東京系列で平日の昼に放送されたドラマシリーズです。放送は開始当初、11:50から12:26の枠で行われ、その後、2009年4月からは13:00から13:30へと変更されました。この番組は、東京の昼帯ドラマの冠タイトルとして位置づけられ、テレビ東京が完全に自社制作した新作帯ドラマとしては、1964年の開局以来、初めての試みでした。

制作背景


放送前は、11:35から12:30の時間帯に『時代劇アワー』や『ドラマチックチャンネル』として、再放送や外国ドラマが行われていました。しかし、2008年10月からの番組改編に伴い、昼ドラの制作が決定しました。「L」の名称には「Lunch」「Lady」「Lovely」の3つの意味が込められています。

放送開始当初の最初の作品は、中山エミリ主演の『Cafe吉祥寺で』です。続いて、雛形あきこ主演の人気小説を原作とした『サギ師リリ子』、金子昇が主演のオリジナル作品『ママはニューハーフ』、国分佐智子主演の『かりゆし先生ちばる!』が制作されました。これらの作品は、いずれも一社提供で、P&Gがスポンサーとなっていました。

2009年の改編


2009年4月の改編では『ママはニューハーフ』から放送枠が30分に短縮され、TXでは13:00 - 13:30、それ以外のTXN系列5局では12:00からの放送となりました。この変更は、全国の系列局の状況を考慮した結果であり、クレジット表示や祝日の放送時間も調整されました。

静岡第一テレビや熊本朝日放送などの系列外局でも放送がスタートし、秋田放送では月曜から木曜に放送されましたが、遅れ幅は週を追うごとに拡大しました。

Lドラの放送停止


しかし、2009年10月の改編でTXはドラマ関連の制作費削減を決定したため、Lドラの新作制作が見送られることとなりました。これにより、Lドラ枠は2010年4月で廃止され、テレビ東京系列での昼ドラは他にありませんでした。この当時のドラマ枠としては、金曜深夜の『ドラマ24』のみが残る結果となりました。

その後、再放送として『サギ師リリ子』および『ママはニューハーフ』が放送されましたが、2010年春には、再放送枠も終了する方向に進みました。

放送作品一覧


本放送



再放送



結論


Lドラは、テレビ東京による昼ドラの新しいスタイルをスタートさせましたが、短い間に終わりを迎えました。放送された作品は多彩で、それぞれが異なる魅力を持ち、多くの視聴者に愛されました。

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