LOVE CLASSICS

浜崎あゆみ、待望のクラシックアレンジアルバム『LOVE CLASSICS』

2015年1月28日、avex traxより、浜崎あゆみのリミックスアルバム『LOVE CLASSICS』が発売されました。2013年の『A Classical』以来となる、クラシック音楽をフィーチャーした作品で、多くのファンを魅了しました。

このアルバムでは、浜崎あゆみの代表曲たちが、クラシックの名曲と融合。聴き馴染みのあるメロディーが、新たなアレンジによって生まれ変わっています。有名な作曲家の楽曲をベースに、洗練されたサウンドスケープが構築され、既存の楽曲に新たな命を吹き込みました。

ジャケットデザイン：芸術性の高いビジュアル

アルバムジャケットは、実力派イラストレーターである宮島亜希氏が担当。彼女の繊細かつ大胆なタッチが、アルバムの世界観をさらに高めています。視覚的にも美しいジャケットは、所有する喜びを高める、重要な要素となっています。

楽曲の魅力：クラシックとポップスの融合

収録されている楽曲は、いずれも浜崎あゆみの代表曲です。それらが、バッハ、モーツァルト、ドヴォルザークといった、クラシック音楽史上に残る巨匠たちの作品と融合することで、独特の雰囲気を醸し出しています。ポップスとクラシックの融合は、時として相反する要素のように感じられるかもしれませんが、このアルバムでは見事に調和しており、新鮮な驚きと感動を与えてくれます。

編曲陣：豪華メンバーが楽曲に彩りを添える

アルバムの楽曲アレンジには、国内外で活躍する数々の著名な編曲家が参加。彼らの高い技術とセンスが、各楽曲に深みと広がりを与えています。編曲者それぞれの個性と解釈が反映されたアレンジは、聴くたびに新たな発見があり、飽きさせません。

代表的な楽曲と編曲家

以下、収録楽曲の一部と、それぞれの編曲家を挙げ、楽曲のクラシック音楽との関連性について説明します。

Voyage "パッヘルベルのカノン": パッヘルベルのカノンという、誰もが一度は耳にしたことがある有名なクラシック曲をベースに、新たな魅力が加えられています。編曲はNobuaki Nobusawa。
SEASONS "ドヴォルザーク: 家路(交響曲第9番『新世界より』〜第2楽章)": ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の第2楽章「家路」を基調としたアレンジ。Kei Yoshikawaによる編曲。
Days "ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集『四季』〜「冬」第2楽章": ヴィヴァルディの「四季」より「冬」の第2楽章を使用。Yuko Fukushimaが編曲を担当。
TO BE "バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1曲 プレリュード": バッハの平均律クラヴィーア曲集から、プレリュードが使用されています。編曲はHiroaki Tsutsumi。
YOU "ペツォールト: メヌエット(バッハのメヌエット)": ペツォールト作曲、バッハ編曲のメヌエットがベース。Clark Bishopによる編曲。
Virgin Road "ショパン: 雨だれのプレリュード": ショパンの雨だれのプレリュードをアレンジ。編曲はNobuaki Nobusawa。
Dearest "ドヴォルザーク: ユーモレスク第7番": ドヴォルザークのユーモレスク第7番を使用。Hiroaki Tsutsumiによる編曲。
HONEY "ヘンデル: オラトリオ『メサイア』〜ハレルヤ・コーラス": ヘンデルの「メサイア」より有名なハレルヤ・コーラスをベースにアレンジ。編曲はNobuaki Nobusawa。
winding road "ドビュッシー: 前奏曲集第1巻〜亜麻色の髪の乙女": ドビュッシーの前奏曲集第1巻より「亜麻色の髪の乙女」を使用。編曲はNobuaki Nobusawa。
Who... "エルガー: 愛の挨拶": エルガーの「愛の挨拶」を基調としたアレンジ。編曲はNobuaki Nobusawa。

これらの楽曲は、単なるクラシック楽曲の引用にとどまらず、浜崎あゆみの楽曲の世界観と見事に融合し、新しい芸術作品として昇華されています。

『LOVE CLASSICS』は、クラシック音楽とポップスという異なるジャンルの融合によって生まれた、他に類を見ない魅力的な作品です。音楽ファンだけでなく、広く多くの人々に感動を与える、そんな一枚と言えるでしょう。

もう一度検索