LOVE LIFE LIVE 弥生

研ナオコ 『LOVE LIFE LIVE 弥生』

『LOVE LIFE LIVE 弥生』（ラブ・ライフ・ライブ やよい）は、日本の歌手、研ナオコの18枚目のオリジナルアルバムとして、2008年7月7日にunchanged recordsより発売されました。

解説

アルバムのキャッチコピーは「阿木燿子&宇崎竜童コンビによる、渾身の書き下ろしを含むニューアルバム!」。1993年リリースの『Ago あの頃へラブレター』以来となる待望の新譜であり、作詞を阿木燿子、作曲を宇崎竜童が手がけた楽曲を中心に、全9曲が収録されています。ベテラン作家陣による楽曲提供という点でも話題を集めました。

批評

音楽情報サイトCDジャーナルは、「阿木燿子&宇崎竜童コンビが描く切ない女心を研ナオコが歌い上げる」と評し、アルバムを肯定的に評価しています。研ナオコの表現力と、楽曲の持つ世界観が見事に融合した作品と言えるでしょう。

収録曲

1. 弥生
2. シャイだった
3. My body and soul
4. 絶体絶命
5. 一年草
6. 想い出ぼろぼろ
7. 身も心も
8. TOKYOワルツ
9. 煌めく河

楽曲解説

弥生
この楽曲は、日本の童謡「かごめかごめ」「竹田の子守唄」「さくらさくら」を引用している点が特徴的です。日本の原風景を思い起こさせるメロディーと歌詞が印象的。
絶体絶命
山口百恵が1978年に発表したヒット曲のカバー。研ナオコならではの解釈で、新たな魅力を引き出しています。
一年草
10枚目のシングルとして発表された楽曲のセルフカバー。オリジナルはハ短調ですが、本作では変ロ短調にアレンジされています。よりアダルトな雰囲気に仕上がっています。
想い出ぼろぼろ
内藤やす子が1976年に発表したシングル曲のカバー。情感たっぷりに歌い上げています。
身も心も
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドが1977年に発表したシングル曲のカバー。原曲の雰囲気を残しつつ、研ナオコの個性が光る一曲です。
TOKYOワルツ
由紀さおりが1984年に発表した楽曲のカバー。都会的なワルツを、しっとりと歌い上げています。
煌めく河
この楽曲のみ、阿木燿子と宇崎竜童のコンビが手がけていない作品です。

参加ミュージシャン

A&E.Guitars, mandolin, programming: 古池孝浩 (Halftone Music Publisher)
Drums: 松永俊弥
Bass: 美久月千晴, スティング宮本, 工藤毅
A.Piano&Keyboards: 久米由基, 倉田信雄
Violin: 三宅典子, 弦一徹
Strings: 弦一徹ストリングス
Chorus: ひとみ, 大浦祐一, 三宅典子, 弦一徹

『LOVE LIFE LIVE 弥生』は、研ナオコの歌唱力と表現力、そして阿木燿子と宇崎竜童の楽曲が融合した、聴きごたえのあるアルバムです。カバー曲も多数収録されており、彼女の新たな魅力を発見できる作品となっています。

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