松永俊弥

松永俊弥：多彩な才能を持つセッション・ドラマー

松永俊弥（まつなが としや、1958年6月22日 - ）は、静岡県出身のセッション・ドラマーであり、パール兄弟のメンバーとしても知られています。株式会社ハーフトーンミュージックに所属し、幅広いジャンルのアーティストのライブやレコーディングに参加しています。

経歴

成城大学軽音楽部出身の松永は、1981年末頃に石川ひとみのバックバンド「スペーシージョー」に参加し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、バンドは「アクエリアス」と改名し、1985年5月頃まで石川ひとみのバックバンドとして活動しました。

1983年から1984年頃には、山本達彦のバックバンドに参加。1985年から1988年にかけては、岩崎宏美のバックバンド「激光旋律団」に参加するなど、様々なアーティストのサポートを務めました。

1985年11月には、テクノロックバンド「パール兄弟」に加入。1986年6月にメジャーデビューを果たし、バンドの活動と並行して、セッション・ドラマーとしての活動も続けています。

パール兄弟は2006年に再始動しましたが、松永は当初参加せず、他のアーティストのライブやレコーディングに専念していました。しかし、2013年のライブからバンドに復帰し、現在もメンバーとして活動しています。

1994年からは、渡辺美里のバンドメンバーとしても活動しており、現在に至るまで美里バンドのドラムスを担当しています。

また、声優・歌手の水樹奈々のバンド「cherry boys」にも参加しており、「マーチン」という愛称で親しまれています。ライブのリハーサルや本番では、コミカルな動きで周囲を盛り上げるなど、エンターテイナーとしても活躍しています。

音楽活動

パール兄弟

松永がメンバーとして参加するパール兄弟は、数多くのシングルやアルバムをリリースしています。

シングル

鉄カブトの女（1986年11月）
ケンタッキーの白い女（1987年3月）
ヨーコ分解（1987年9月）
パール&スノウ（1987年11月）
タンポポの微笑み（1989年3月）
色以下（1989年9月）
PANPAKAクルージング（1990年5月）
君にマニョマニョ（1992年2月）
サンデーナイトはin the パーク（1993年5月）

アルバム

未来はパール（1986年6月）
パールトロン（1987年3月）
ブルー・キングダム（1988年2月）
TOYVOX（1989年4月）
ベスト・レシピ（1989年12月）
六本木島（1990年6月）
ブートレグだよ（1991年6月）
完璧なベスト（1992年1月）
大ピース（1992年2月）
LOUD,BOOOST&SWIM（1992年7月）
公園へ行こう（1993年6月）

レコーディング参加

松永は、数多くのアーティストのレコーディングにも参加しています。

aiko、いきものがかり、石岡美紀、石嶺聡子、岩崎宏美、上田浩恵、F-BLOOD、EPO、清春、小泉今日子、西城秀樹、Something ELse|Something_ELse、SHUUBI、スキマスイッチ、鈴木雅之、沢田研二、反町隆史、久宝留理子、谷山浩子、寺岡呼人、中川翔子、西脇唯、BEGIN、広末涼子、福山雅治、藤井フミヤ、藤井尚之、ポルノグラフィティ、My Little Lover、槙原敬之、松たか子、真心ブラザーズ、南佳孝、柳ジョージ、山口由子、吉田拓郎、渡辺美里など、幅広いジャンルのアーティストの作品に参加しています。

コンサート参加

松永は、ライブミュージシャンとしても様々なアーティストのコンサートに参加しています。

渡辺美里、ポルノグラフィティ、水樹奈々、My Little Lover、稲垣潤一、崎谷健次郎、BEGIN、福山雅治、高野寛、MIO、F-BLOOD、槇原敬之、いきものがかり、奥華子、有安杏果（ももいろクローバーZ）、斉藤由貴、岩崎宏美、石川ひとみなど、数多くのアーティストのステージを支えています。

その他

松永は、テレビ番組のバックバンドとしても活躍しています。

『SMAP×SMAP』（SMAP、ソロの木村拓哉のバックバンド）、『ミュージックステーション』、『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』、『あさイチ』（フレンズ、ソロのNOKKOのバックバンド）などに出演しています。

また、ポルノグラフィティや水樹奈々のライブ映像作品にも参加しています。

家族

息子の松永明日斗もドラマーとして活動しています。

多彩な才能を持つ松永俊弥は、日本の音楽シーンに欠かせない存在として、今後も活躍が期待されています。

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