LPWA (プロレス団体)

LPWA（Ladies Professional Wrestling Association）は、1989年に元男子レスラーのトーア・バーグによって設立された、アメリカ合衆国の女子プロレス団体です。1990年代初頭には、北米における女子プロレス団体として最大規模を誇りました。

特徴

LPWAの興行は、主にTVテーピング（収録）形式で行われていました。これは、興行を収録し、編集したものをテレビ放送するという方式です。当時の女子プロレス団体としては珍しく、男子レスラーも参加するミックスファイトも積極的に行っていました。この点が、LPWAを他の女子プロレス団体と差別化する要因の一つとなっていました。

日本との関わりも深く、興行の模様が日本テレビの深夜枠などで放送されていました。また、ジャパン女子プロレス（JWP）とは相互参戦という形で交流があり、所属選手が互いの団体に参戦し、試合を行っていました。

歴史

1992年2月23日には、ニューヨーク州ロチェスターでPPV（ペイ・パー・ビュー）興行「Super Ladies Showdown」を開催しました。この大会では、ハーレー斉藤がLPWA日本王座を獲得するという出来事がありました。しかし、LPWAは程なくして解散しました。短期間での活動でしたが、女子プロレス界に大きな影響を与えた団体として記憶されています。

タイトル

LPWAでは、以下のタイトルが設けられていました。

LPWA王座
LPWAタッグ王座
LPWAミックスタッグ王座
LPWA日本王座

主な所属選手

LPWAには、以下のような選手が所属していました。

レイラニ・カイ
ジュディ・マーチン
ウェンディ・リヒター
メドゥーサ・ミセリー
レジー・ベネット
シェリル・ルーサー
スーザン・セクストン
レディー・X
バンビ
ドーン・マリー・ジョンストン
デスピナ・マンタガス
マグニフィセント・ミミ
マリア・ホサカ
ロッキン・ロビン

これらの選手たちは、LPWAのリングで活躍し、女子プロレスの発展に貢献しました。特にメドゥーサ・ミセリーは、後にWWE（当時はWWF）でも活躍し、女子プロレスの地位向上に大きく貢献しました。

LPWAは短命な団体でしたが、その革新的な試みと、所属選手の活躍によって、女子プロレス史に名を刻む団体となりました。

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