LST-469 (戦車揚陸艦)

USS LST-469: 戦車揚陸艦の歴史



USS LST-469は、アメリカ海軍の戦車揚陸艦（LST）であり、その艦型はLST-1級に属します。この艦は1943年に就役し、主にアジア・太平洋戦域での軍事作戦に使用されました。

艦歴


本艦は1943年3月に正式にその任務に就いて以来、様々な戦闘に投入されました。特に注目すべきは、同年の6月15日に発生した事件です。この日、USS LST-469はGP55船団の一部として、シドニーからブリスベンに向かう途中、日本の潜水艦「伊174」によって発射された魚雷1発を受け、大破してしまいました。その結果、艦は航行不能に陥り、乗組員の中には26名が死亡または行方不明となり、17名が負傷するという惨事が発生しました。幸運にも、オーストラリア海軍のタグボート「リザーブ」が艦を曳航し、シドニーに無事入港することができました。その後、艦はシドニーで修理を受け、再び戦列に復帰しました。

戦闘活動


艦が復帰した後、USS LST-469は1944年4月から西部ニューギニアで数多くの上陸作戦に参加します。主な戦闘活動は以下の通りです。


この後もフィリピン反攻戦において、USS LST-469は更なる上陸作戦に参加します。特に以下の重要な作戦が行われました。


終戦とその後


戦争が終わった後、USS LST-469は1945年10月24日まで極東地域の占領業務に従事していました。その後、艦は1945年10月25日から11月2日まで中国方面で活動し、最終的にはアメリカ合衆国本土に帰還します。1946年3月には現役を退き、5月には海軍から除籍されました。そして1947年12月には、スクラップとして払い下げられました。

功績と表彰


USS LST-469の第二次世界大戦における活躍は賞賛されています。特に、艦はその功績により4個の従軍星章を受け取っています。これらの表彰は、艦が数々の困難な状況に対処し、多くの作戦に成功裏に参加したことを示すものです。

この艦の歴史は、アメリカ海軍の航海に関する重要な一部であり、LST-469はその名を軍事史に刻む存在となりました。

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