LTD (アルバム)

EP『LTD』について

『LTD』は日本のロックバンド、BUCK-TICKが1998年3月11日にリリースしたEP盤で、マーキュリーからの予約限定商品として登場しました。この作品は、同時に発売されたシングル「囁き」に収録された4曲と、アルバム『SEXY STREAM LINER』の収録曲から2曲を組み合わせた形で構成されています。

コンセプトと収録内容

EPは、全体的にBUCK-TICKの音楽的な幅広さと革新性を反映しています。収録曲は、トラックリストに示されるように、シングルやアルバム曲の再構成と新たなリミックスの組み合わせで構成され、リスナーに新しい聴き方を提供しています。特に、B面には、メンバーの影響を受けているアーティストたちによるリミックスが収められており、その豪華なラインアップが注目されています。

収録曲一覧

• - SIDE A

1. キミガシン..ダラ
2. SEXY STREAM LINER
3. 囁き

• - SIDE B

1. タナトス -the japanic pig mix- (remixed by RAYMOND WATTS from PIG)
2. MY FUCKIN' VALENTINE -enemymi(full)- (remixed by GUNTER SCHULZ from KMFDM)
3. Schiz・o幻想 -the spiderman mix- (remixed by DANIEL ASH from LOVE AND ROCKETS, ex. BAUHAUS)

このように、BUCK-TICKが誇るサウンドの豊かさに加え、著名なリミキサーたちの手による新たな解釈が織り交ぜられている点が『LTD』の魅力です。特に、B面に収録されたリミックスは、バンドのファンだけでなく、各リミキサーを愛するリスナーにとっても楽しめる内容となっています。

リミキサー陣

EPの魅力の一つは、参加したリミキサーたちの存在です。レイモンド・ワッツはインダストリアルロックの先駆者であるPIGのフロントマンとして知られ、そのスタイルはBUCK-TICKの音楽と見事に融合しています。また、KMFDMのギターリストであるギュンター・シュルツも関わっており、彼のリミックスはエネルギッシュで革新的なアプローチを提供します。さらに、バウハウスやラヴ・アンド・ロケッツのダニエル・アッシュによるリミックスは、ゴシックな雰囲気を引き立て、BUCK-TICKの音楽との相性も抜群です。

まとめ

総じて、『LTD』はBUCK-TICKの多様な音楽性を再確認するための重要な作品であり、聴く者に新たな体験を提供する一枚です。シングルやアルバム収録の楽曲に加え、豪華なリミキサー陣によるリミックスによって、バンドの魅力を余すところなく表現しています。このEPは、ファンのみならず新たなリスナーたちにも受け入れられる作品となっています。

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