LUSTER

アルバム『LUSTER』について

柏原芳恵の9枚目となるオリジナルアルバム『LUSTER』は、1984年4月25日にフィリップス・[[レコード]]からリリースされました。この作品は、彼女の音楽キャリアにおいて重要な位置を占めており、特にその音楽スタイルと制作技術において革新性を示しています。

アルバムの特徴

『LUSTER』の帯コピーには「キラリ! ポップ・フィーリング!! つややかなニュー・アルバム」と記載され、聴く人の心を掴む魅力を持っています。本アルバムには、先行シングルとしてリリースされた「ト・レ・モ・ロ」およびそのB面曲「海岸線」を含む全10曲が収録されています。全曲の作曲は筒美京平が担当し、編曲は船山基紀が手掛けて加わっています。特に注目すべき点は、当時最新鋭のシンセサイザーである『フェアライトCMI』を駆使していることで、全編にわたるコンピューター・サウンドが際立っています。

リリースとジャケット

アルバムは1984年6月5日にはCD版もリリースされるなど、多方面にわたって展開されました。LP版と1984年版のCD版ではジャケットデザインが異なり、LPジャケットは鮮やかな黄色を基調としています。一方でCDジャケットはピンク色を基調としており、LPのライナーノーツから採用された写真が使用されています。このように、視覚的な印象もアルバムの特徴を形成しています。

ボーナストラックの追加

2018年8月29日には、『LUSTER』に新たにボーナストラック2曲を加えた『LUSTER+2』が紙ジャケット仕様でユニバーサルミュージックからSHM-CDとして再発売されました。こちらのジャケットには、1984年版CDと異なり、LPと同一の写真が採用されています。これにより、新旧ファンへのアピールを狙った商品となっています。

収録曲一覧

LP版

• - SIDE A

- もっとタイトにI love you（作詞: 秋元康）
- 白いヘリコプター（作詞: 下田逸郎）
- LOOK BACKもう一度（作詞: 銀色夏生）
- ト・レ・モ・ロ（作詞: 松本隆）
- 涙がDEJA VU（作詞: 秋元康）

• - SIDE B

- QUIET BOY（作詞: 下田逸郎）
- エトランゼ（作詞: 下田逸郎）
- 海岸線（作詞: 松本隆）
- カフェバー・ドンファン（作詞: 秋元康）
- フィンガー（作詞: 下田逸郎）

CD版（SHM-CD含む）

収録曲はLP版と同様ですが、ボーナストラックが追加されています:
- BONUS TRACK
- 悪戯NIGHT DOLL（作詞: 銀色夏生）
- 渚で瞳にアイ ラブ ユウ（作詞: 銀色夏生、編曲: 戸塚修）

このアルバムは、技術的な革新とともに、楽曲の多様性や情感豊かな表現を併せ持つ、音楽の名作として多くのファンに愛されています。

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