Love & Peace Forever

「Love & Peace Forever」

「Love & Peace Forever」（ラブアンドピースフォーエバー）は、1996年にリリースされた日本のダンスグループ、trfの13枚目のシングルです。この楽曲は本田技研工業の「ライブ・Dio」CMソングとして使われ、広く認知されています。

リリース情報

このシングルは1996年3月21日にavex traxからリリースされました。本作品はtrf名義でリリースされた最後の作品であり、今後のリリースは大文字のTRF名義となることが決まっています。また、2006年11月29日には12cmシングルの廉価版が再発売され、より多くのファンに届くこととなりました。さらに、音源のデモ段階が『Live-Dio meets trf our dance camp』（非売品CD）に収録されていることも注目ポイントです。

音楽の特徴とテーマ

音楽スタイルとしては、1970年代のソウルミュージックがテーマに据えられていますが、アース・ウィンド・アンド・ファイアーのようなビート重視のスタイルではなく、メロディを優先した構成が特徴です。歌詞のメッセージは、戦争、いじめ、自動車事故、教師からの叱責など、社会で起きるさまざまな問題を同時進行で捉え、「身の回りのことを理解し、現状を見つめよう」と聴く人に語りかけています。

録音プロセス

録音は日本でメロディを制作した後、ロサンゼルスで行われました。初めての歌入れは日本で実施され、その後ロサンゼルスでミキシング、最終的には日本でマスタリングが行われました。特にDJ KOOはマスターテープを持ち、久保こーじや小室との共作でロサンゼルスと日本を行き来しながら制作に取り組みました。初回の歌入れは1995年7月に行われたものの、当初はベーシックなリズムとサビの歌詞しか存在しておらず、それでもYU-KIはその段階で歌い上げていました。1996年1月には再度歌入れが行われ、全く異なる作品へと進化を遂げました。最終的なマスタリングは1996年3月に完了しました。

アレンジ作業

アレンジ作業は、DJ KOOと久保が中心となって進められました。約20人のオーケストラを起用し、リズム重視ではなく様々な音を組み合わせて新たなビートを作り出すことにこだわりました。リズミカルなボーカルメロディとともに、楽曲全体が一体感を持つように緻密に編成されています。

収録曲

このシングルには以下の曲が収録されています：

• - Love & Peace Forever [RADIO EDIT] [4:12]
• - Love & Peace Forever [ORIGINAL MIX] [5:18]
• - Love & Peace Forever [70's MIX] [6:55]
• - Love & Peace Forever [TV MIX] [4:12]

特にオリジナルミックスはミュージックビデオにも使用されています。

アルバム収録

「Love & Peace Forever」も様々なアルバムに収録されており、次のような作品があります：

• - 『WORKS -THE BEST OF TRF-』
• - 『TRF 20TH Anniversary COMPLETE SINGLE BEST』
• - 『BEST SINGLE Collection × EZ DO DANCERCIZE』
• - 『TRF 15th Anniversary BEST -MEMORIES-』

また、カバー版が2019年に西園寺レオ（CV.永塚拓馬）によってシングル『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars- マイソングシングルシリーズ 西園寺レオ』に収録され、テレビアニメ『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』の第7話エンディングテーマとしても起用されました。

まとめ

「Love & Peace Forever」は、trfの楽曲の中でも独自の魅力を持つ作品であり、メロディ、歌詞、アレンジにおいて高い完成度を誇ります。リリースからの年月を経ても、多くのファンに愛され続けています。この楽曲は、音楽が持つ力を改めて感じさせてくれる作品です。

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