MBSニュースレーダー

MBSニュースレーダーの概要

MBSニュースレーダーは、大阪のMBSラジオで2008年3月31日から2009年10月2日まで放送されていた、報道・情報・教養番組です。毎週月曜日から金曜日の夜間に放送され、リスナーに対して最新のニュースや情報を提供していました。本番組は、同局で以前に放送されていたANN系列局の全国ニュースとは無関係です。

放送の背景

MBSラジオ報道部は、2005年4月から早朝に生放送番組『はやみみラジオ!水野晶子です』を放送していましたが、2008年春の改編によってこの放送が終了しました。その代わりに新しい報道番組を平日の夜に移行させることとなり、MBSニュースレーダーがスタートしました。

この番組は、放送日に起こった国内外の出来事を報道し、近畿地方の天気予報も提供。さらに、出演者や記者が取り上げたいテーマを深く掘り下げる「特集」を日替わりで放送していました。また、リスナーからのメッセージも受け付けており、番組に参加することができた点が特徴的です。

放送構成

月曜日から木曜日の放送構成は、オープニングから始まり、ニュースコーナー、特集、スポーツコーナー、お天気のお知らせ、そしてエンディングまでの流れで進行されました。リスナーは携帯電話アンケートやメール、FAXを通じて直接参加することができました。また、毎週月曜日にはニュースコーナーにコメンテーターを招くスタイルがとられました。

金曜日の放送は『MBSニュースレーダー 金曜は水野です』という特別なタイトルで構成されており、近藤勝重による「近藤流川柳道場」や、日常の雑学を紹介する「しあわせの雑学」といったコーナーが設けられました。ここでもリスナーのメッセージや時事川柳を紹介することに重点が置かれていました。

出演者とコーナー

この番組のパーソナリティは、月曜から木曜は加藤康裕、金曜日は水野晶子が担当していました。加えて、日替わりでニュースデスクや記者がコメンテーターとして参加し、様々な視点からニュースを解説しました。また、亀井希生が金曜日のニュースリーダーとして報道スタジオからニュースを伝えました。

特に注目すべきは、毎週特集コーナーが存在したことです。火曜日には「くらしの羅針盤」と題し、日常生活のトラブルへの対処法を解説し、水曜日には「5分でわかる経済」コーナーが設けられました。このように、リスナーが得られる情報は多岐にわたりました。

放送時間と影響

放送時間は通常、月曜から金曜の21:00から22:00に設定されていましたが、プロ野球の中継が延長された場合には、放送開始が遅れることもありました。特に、2009年7月10日の放送では、MBSタイガースナイターの中継が延長され、放送時間が変更される事態も発生しました。

2009年10月5日からは、MBSニュースレーダーの企画や出演者が引き継がれた形で、新たに『RadioNews たねまきジャーナル』が放送されることとなり、引き続きリスナーとのコミュニケーションを大切にするスタイルは続きました。

MBSニュースレーダーでの放送を通じて、リスナー達にタイムリーな情報が提供され、参加型の番組として多くの支持を集めました。

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