MEG ザ・モンスターズ2
MEG ザ・モンスターズ2（Meg 2: The Trench）
2023年に公開された本作は、アメリカと中国の合作によるSFアクションスリラー映画であり、2018年のヒット作『MEG ザ・モンスター』の直接的な続編にあたります。原作はスティーヴ・オルテンが1999年に発表した小説『The Trench』で、脚本は前作にも携わったDean GeorgarisとJon & Erich Hoeberが担当し、ベン・ウィートリーが監督のメガホンを取りました。主演は前作から続投するジェイソン・ステイサムに加え、クリフ・カーティスも再び出演。新たにウー・ジンやソフィア・ツァイらが主要キャストに加わっています。
ストーリー
前作で巨大ザメ・メガロドンが発見されてから5年後。元レスキューダイバーのジョナス・テイラーは、海洋研究センター「マナ・ワン社」で、違法な海洋汚染物質の投棄を取り締まる傍ら、深海の調査チームを率いていました。同社のCEOであるジウミンは、最新の海底調査用パワードスーツ開発を進める一方で、幼い頃から飼育しているメガロドン“ハイチ”の研究で注目すべき成果を上げています。テイラーが親代わりを務める14歳の姪メイインは、危険を理由に深海潜水を許されないことに不満を抱いていました。
ある日、テイラーとジウミンはスタッフと共に2隻の潜水艇に分乗し、深海調査へと出発します。しかし、テイラーの艇にはメイインが密かに乗り込んでいました。深海で、飼育されているハイチが大型のメガロドンと共にいるのを発見した一行。雌であるハイチが繁殖期を迎えていることを知ります。ハイチを追跡する中で、彼らの潜水艇は不可解な海底施設に遭遇します。それは、マナ・ワン社に資金提供する実業家ヒラリー・ドリスコルが、高価なレア・アースを違法に採掘するために築いた秘密裏の拠点でした。
ドリスコルは自らの悪事を隠蔽するため、海底施設を爆破し、テイラーたちの潜水艇を巻き添えにしようとします。航行能力を失い海底深くに閉じ込められたテイラーたちは、潜水服を着用し、巨大ザメが徘徊する危険な海底を徒歩で進み、犠牲者を出しながらも辛うじて海底ステーションにたどり着きます。地上のスタッフは救難艇の出動を試みますが、何者かの妨害工作により艇は破壊されていました。海底ステーションで違法採掘の確かな証拠を掴んだ一行は、脱出ポッドへ向かいますが、ポッドは地上からの遠隔操作で無人発射されてしまいます。地上スタッフの一人、ジェスがドリスコルに買収され、彼らの抹殺を企てていたのです。ドリスコルはさらに、マナ・ワンの海上施設を占拠し、違法採掘の新たな拠点とする腹積もりでした。
ポッドのエアロックに閉じ込められ、注水により危機に瀕するテイラーたち。テイラーは仲間を救うため、潜水服もボンベも身につけず、巨大ザメの棲む深海を文字通り生身で泳ぎ、別のハッチから施設へと決死の侵入を果たします。施設内にはドリスコルの部下モンテスが待ち構えていましたが、テイラーは彼を退け、間一髪でメイインたちを救出。一同はモンテスの潜水艇を奪って脱出を図ります。
その頃、マナ・ワン施設はドリスコルの傭兵部隊による襲撃を受けていました。マナ・ワンへ戻ったテイラーたちはボートでの脱出を試みますが、周辺海域には深海から浮上した3頭もの巨大メグが徘徊していました。マナ・ワンから約60キロ離れた場所にあるリゾート島には、多くの観光客が訪れており、テイラーたちは、巨大メグの襲来を警告するため、危険を承知でその島を目指します。しかし、島を襲撃したのは巨大メグよりも先に現れた、未知の巨大タコでした。巨大メグを退治して名声を上げ、同時にテイラーたちを抹殺して口封じを図るため、ドリスコルと傭兵部隊も島に上陸します。だが、彼らに襲いかかったのは、深海の未知の領域から現れた古代生物、トカゲ魚の大群でした。
傭兵部隊がトカゲ魚の大群に苦戦する中、テイラーはジェットスキーを駆使して巨大メグに果敢に戦いを挑みます。ジウミンは自作の爆弾で巨大タコに立ち向かい、他の仲間たちは通信設備を探して救助要請を試みます。ドリスコルと彼の傭兵たちはトカゲ魚の大群に餌食となり、テイラーたちは飼育されていたハイチを除く巨大メグを撃退し、危機に瀕していたリゾート客たちを救うことに成功します。
主な登場人物
ジョナス・テイラー: ジェイソン・ステイサム
マナ・ワン社の深海調査チームリーダー。元レスキューダイバー。
ジウミン・ジャン: ウー・ジン
マナ・ワン社のCEO。故スーインの兄。巨大メグ「ハイチ」の研究者。
メイイン・ジャン: ソフィア・ツァイ
ジウミンの姪で14歳。テイラーが親代わり。
ジェームズ・“マック”・マックライズ: クリフ・カーティス
マナ・ワン社の主要スタッフ。テイラーの仲間。
DJ: ペイジ・ケネディ
マナ・ワン社の技術担当。テイラーの仲間。
モンテス: セルヒオ・ペリス＝メンチェータ
海溝での違法採掘を指揮する犯罪組織の一員。
ジェス: スカイラー・サミュエルズ
マナ・ワン社のスタッフ。ドリスコルに買収される。
ヒラリー・ドリスコル: シエンナ・ギロリー
マナ・ワン社の投資家であり、違法採掘の黒幕。
製作
前作『MEG ザ・モンスター』が商業的に成功したことを受け、主演のジェイソン・ステイサムや原作者のスティーヴ・オルテンらが続編への意欲を示し、企画開発が進められました。2018年10月には製作が初期段階にあることが正式に発表され、2019年3月には脚本家チームが再び集結して執筆を開始。2020年10月にはベン・ウィートリーが監督に決定しました。主要撮影は2022年1月下旬にロンドン郊外のリーブスデン・スタジオで始まり、同年5月まで行われた後、一部はアジアでの屋外ロケに移ったと見られます。音楽は前作に引き続きハリー・グレッグソン＝ウィリアムズが担当しました。
公開
本作は2023年6月9日に上海国際映画祭でプレミア上映されました。アメリカ合衆国ではワーナー・ブラザース・ピクチャーズの配給により、同年8月4日に劇場公開。日本では2023年8月25日に公開されました。
2023年に公開された本作は、アメリカと中国の合作によるSFアクションスリラー映画であり、2018年のヒット作『MEG ザ・モンスター』の直接的な続編にあたります。原作はスティーヴ・オルテンが1999年に発表した小説『The Trench』で、脚本は前作にも携わったDean GeorgarisとJon & Erich Hoeberが担当し、ベン・ウィートリーが監督のメガホンを取りました。主演は前作から続投するジェイソン・ステイサムに加え、クリフ・カーティスも再び出演。新たにウー・ジンやソフィア・ツァイらが主要キャストに加わっています。
ストーリー
前作で巨大ザメ・メガロドンが発見されてから5年後。元レスキューダイバーのジョナス・テイラーは、海洋研究センター「マナ・ワン社」で、違法な海洋汚染物質の投棄を取り締まる傍ら、深海の調査チームを率いていました。同社のCEOであるジウミンは、最新の海底調査用パワードスーツ開発を進める一方で、幼い頃から飼育しているメガロドン“ハイチ”の研究で注目すべき成果を上げています。テイラーが親代わりを務める14歳の姪メイインは、危険を理由に深海潜水を許されないことに不満を抱いていました。
ある日、テイラーとジウミンはスタッフと共に2隻の潜水艇に分乗し、深海調査へと出発します。しかし、テイラーの艇にはメイインが密かに乗り込んでいました。深海で、飼育されているハイチが大型のメガロドンと共にいるのを発見した一行。雌であるハイチが繁殖期を迎えていることを知ります。ハイチを追跡する中で、彼らの潜水艇は不可解な海底施設に遭遇します。それは、マナ・ワン社に資金提供する実業家ヒラリー・ドリスコルが、高価なレア・アースを違法に採掘するために築いた秘密裏の拠点でした。
ドリスコルは自らの悪事を隠蔽するため、海底施設を爆破し、テイラーたちの潜水艇を巻き添えにしようとします。航行能力を失い海底深くに閉じ込められたテイラーたちは、潜水服を着用し、巨大ザメが徘徊する危険な海底を徒歩で進み、犠牲者を出しながらも辛うじて海底ステーションにたどり着きます。地上のスタッフは救難艇の出動を試みますが、何者かの妨害工作により艇は破壊されていました。海底ステーションで違法採掘の確かな証拠を掴んだ一行は、脱出ポッドへ向かいますが、ポッドは地上からの遠隔操作で無人発射されてしまいます。地上スタッフの一人、ジェスがドリスコルに買収され、彼らの抹殺を企てていたのです。ドリスコルはさらに、マナ・ワンの海上施設を占拠し、違法採掘の新たな拠点とする腹積もりでした。
ポッドのエアロックに閉じ込められ、注水により危機に瀕するテイラーたち。テイラーは仲間を救うため、潜水服もボンベも身につけず、巨大ザメの棲む深海を文字通り生身で泳ぎ、別のハッチから施設へと決死の侵入を果たします。施設内にはドリスコルの部下モンテスが待ち構えていましたが、テイラーは彼を退け、間一髪でメイインたちを救出。一同はモンテスの潜水艇を奪って脱出を図ります。
その頃、マナ・ワン施設はドリスコルの傭兵部隊による襲撃を受けていました。マナ・ワンへ戻ったテイラーたちはボートでの脱出を試みますが、周辺海域には深海から浮上した3頭もの巨大メグが徘徊していました。マナ・ワンから約60キロ離れた場所にあるリゾート島には、多くの観光客が訪れており、テイラーたちは、巨大メグの襲来を警告するため、危険を承知でその島を目指します。しかし、島を襲撃したのは巨大メグよりも先に現れた、未知の巨大タコでした。巨大メグを退治して名声を上げ、同時にテイラーたちを抹殺して口封じを図るため、ドリスコルと傭兵部隊も島に上陸します。だが、彼らに襲いかかったのは、深海の未知の領域から現れた古代生物、トカゲ魚の大群でした。
傭兵部隊がトカゲ魚の大群に苦戦する中、テイラーはジェットスキーを駆使して巨大メグに果敢に戦いを挑みます。ジウミンは自作の爆弾で巨大タコに立ち向かい、他の仲間たちは通信設備を探して救助要請を試みます。ドリスコルと彼の傭兵たちはトカゲ魚の大群に餌食となり、テイラーたちは飼育されていたハイチを除く巨大メグを撃退し、危機に瀕していたリゾート客たちを救うことに成功します。
主な登場人物
ジョナス・テイラー: ジェイソン・ステイサム
マナ・ワン社の深海調査チームリーダー。元レスキューダイバー。
ジウミン・ジャン: ウー・ジン
マナ・ワン社のCEO。故スーインの兄。巨大メグ「ハイチ」の研究者。
メイイン・ジャン: ソフィア・ツァイ
ジウミンの姪で14歳。テイラーが親代わり。
ジェームズ・“マック”・マックライズ: クリフ・カーティス
マナ・ワン社の主要スタッフ。テイラーの仲間。
DJ: ペイジ・ケネディ
マナ・ワン社の技術担当。テイラーの仲間。
モンテス: セルヒオ・ペリス＝メンチェータ
海溝での違法採掘を指揮する犯罪組織の一員。
ジェス: スカイラー・サミュエルズ
マナ・ワン社のスタッフ。ドリスコルに買収される。
ヒラリー・ドリスコル: シエンナ・ギロリー
マナ・ワン社の投資家であり、違法採掘の黒幕。
製作
前作『MEG ザ・モンスター』が商業的に成功したことを受け、主演のジェイソン・ステイサムや原作者のスティーヴ・オルテンらが続編への意欲を示し、企画開発が進められました。2018年10月には製作が初期段階にあることが正式に発表され、2019年3月には脚本家チームが再び集結して執筆を開始。2020年10月にはベン・ウィートリーが監督に決定しました。主要撮影は2022年1月下旬にロンドン郊外のリーブスデン・スタジオで始まり、同年5月まで行われた後、一部はアジアでの屋外ロケに移ったと見られます。音楽は前作に引き続きハリー・グレッグソン＝ウィリアムズが担当しました。
公開
本作は2023年6月9日に上海国際映画祭でプレミア上映されました。アメリカ合衆国ではワーナー・ブラザース・ピクチャーズの配給により、同年8月4日に劇場公開。日本では2023年8月25日に公開されました。
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