MJ文字

MJ文字（文字情報基盤の文字）について

MJ文字（Moji Joho Kiban Ideographs）とは、情報処理推進機構（IPA）が文字情報基盤整備事業において整備した漢字の集合です。2020年に一般社団法人文字情報技術促進協議会へ民間移行されました。

概要

MJ文字は、汎用電子情報交換環境整備プログラムでの整理に基づき、戸籍統一[[文字]]、住基統一文字を含む58,862文字を対象としています。この事業の成果として、IPAmj明朝フォントが提供されています。当初はUnicodeに未収録の漢字も含まれていましたが、2017年12月22日にISO/IEC 10646|ISO_IEC 10646第5版の発行により規格化が完了し、部分集合として「MOJI-JOHO-KIBAN IDEOGRAPHS-2016」が定義されました。

この総文字数には異体字も含まれています。異体字は、Moji_JohoコレクションIVSで定義された異体字セレクタと、そのセレクタを実装したフォントを併用することで利用可能です。

MJ縮退マップ

文字情報基盤整備事業では、MJ文字情報一覧表に示される約6万文字のMJ文字集合と、約1万文字のJIS X 0213（JIS第1水準～第4水準）の文字との対応関係を整備しています。しかし、縮退先が複数存在する場合や、縮退先が定義されていない漢字も存在します。縮退先がない文字については、読み仮名に置き換えたり、複数の文字からなる熟語などで代替する必要があります。

その他

MJ文字は、日本の情報処理における文字情報の基盤として重要な役割を果たしており、学術研究や行政など、多岐にわたる分野での活用が期待されています。

関連情報

常用[[漢字]]
人名用[[漢字]]
表外漢字字体表（印刷標準字体）
JIS[[漢字コード]]
サロゲートペア
異体字セレクタ Moji_Johoコレクション
変体仮名
住民基本台帳収録変体仮名
在留カード及び特別永住者証明書における正字（入管正字）
共通語彙基盤（IMI）
ベース・レジストリ
行政事務標準文字（MJ＋）

外部リンク

独立行政法人 情報処理推進機構 - IPA
一般社団法人 文字情報技術促進協議会
* 文字情報基盤整備事業

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