UVERworldの18枚目の
シングルとして2011年
4月6日にリリースされた「MONDO PIECE」。当初は
3月23日の発売予定でしたが、東日本大震災の影響で延期されました。この楽曲は、
2010年11月27日に行われた
UVERworld初の
東京ドーム公演「
LAST TOUR FINAL at TOKYO DOME」のエンドロールで使用するために制作された特別な一曲です。
本来は6thアルバム『
LIFE 6 SENSE』に全収録曲が収録される予定でしたが、ファンの熱いリクエストに応え、
シングルとして発売されることになりました。キャッチコピーは「
東京ドームのエンディングを飾ったあの曲が待望のリリース!」であり、その言葉通り、ファンにとって特別な意味を持つ楽曲となっています。
収録曲について
1.
MONDO PIECE
「NO.1」の完成後、
東京ドーム公演のために制作された楽曲。歌詞は、
東京ドーム公演の発表後、ファンから直接かけられた言葉がきっかけとなり書かれました。
東京ドーム公演終了後も、ライブ、特に「男祭り」と呼ばれる男性限定ライブを締めくくる楽曲として定番化しています。メンバーが促したわけではありませんが、演奏される際には自然とファン同士が肩を組み、一体となって歌う光景が生まれるようになりました。
ラジオ音源と比較すると、
シングル版の前奏は若干短くなっています。ミュージックビデオ(PV)には演奏シーンはなく、
東京ドーム公演の映像や写真で構成されています。仮タイトルは「3peace」でした。
この楽曲は、以下のアルバムにも収録されています。
6thスタジオ・アルバム「LIFE 6 SENSE」
2ndベスト・アルバム「ALL TIME BEST -MEMBER BEST-」
2.
パニックワールド
TAKUYA∞の「生まれ変わっても他の誰でもない自分になりたい」という強い想いが込められた楽曲。発売前に、ラジオ番組「大三元」(FM北海道)で公開されました。歌詞には、
ジョン・レノン(THE BEATLES)、ジョニー・ロットン(SEX PISTOLS)、
カート・コバーン(NIRVANA)といったロック界のレジェンドが登場します。
発売当初はライブで披露されることはありませんでしたが、2012年のツアーでライブ序盤に演奏され、TAKUYA∞は「外せない一曲」と語っていました。
3.
魑魅魍魎マーチ
歌詞のテーマは霊がメインに据えられていますが、TAKUYA∞自身に心霊体験はないとのこと。2011年7月27日に行われたZEPP TOKYOでの演奏が映像化されています。近年のライブでは、冒頭にサビが追加されるなど、アレンジが加えられています。
この楽曲は、2ndベスト・アルバム「ALL TIME BEST -FAN BEST-」に収録されています。
「MONDO PIECE」は、
UVERworldとファンとの繋がりを象徴するような、温かく感動的な楽曲です。
東京ドームという特別な舞台を経て、
シングルとしてリリースされたこの曲は、多くのファンにとってかけがえのない一曲として、今もなお愛され続けています。