MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012

Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012 ライブビデオレビュー

2012年、デビュー20周年という節目を迎えたMr.Children。これを記念して開催されたドームツアー『MR.CHILDREN TOUR POPSAURUS 2012』の模様を収めたライブビデオが、DVDとBlu-ray Discで発売されました。

本作品は、WOWOWで生中継された2012年5月10日の京セラドーム大阪公演を中心に構成されており、Mr.Childrenの20周年という歴史と、その後の活躍を象徴する、まさにメモリアルな作品と言えるでしょう。

約3時間に及ぶ圧巻のライブパフォーマンス

メジャーデビューから20周年、6会場14公演にも及んだ5大ドームツアー。本ライブビデオでは、そのツアーの熱気を余すことなく、約3時間にわたって体感することができます。

セットリストは、20周年を記念して発売されたベストアルバム『Mr.Children 2001-2005 』と『Mr.Children 2005-2010 』からの選曲を中心に構成されています。シングル曲からアルバム曲、そしてカップリング曲まで幅広く網羅されており、Mr.Childrenの楽曲の奥深さ、そして20年の歴史を凝縮したような内容となっています。

特に注目すべきは、長年ライブで演奏されていなかった楽曲の復活です。「LOVE」や「Round About 〜孤独の肖像〜」など、ファンにとっては懐かしい、そして待ち望んでいた楽曲が、このツアーで再び演奏されました。これらの楽曲は、長年のファンにとって大きな喜びであったことは間違いありません。

さらに、本ツアーでは、楽曲のアレンジも随所に工夫が凝らされています。「Everything (It's you)」では、原曲に忠実な演奏が披露され、「End of the day」ではアコースティックギターのみの前奏が追加されるなど、新鮮な驚きと感動を与えてくれます。

YouTubeでもライブ映像の一部が公開中！

本ライブビデオに収録されている楽曲の中でも特に人気の高い「youthful days」「365日」「Sign」「overture ～ 蘇生」の4曲は、Mr.Children公式YouTubeチャンネルで公開されています。ライブビデオを購入する前に、これらの映像でツアーの雰囲気を味わうことも可能です。

メンバーそれぞれの個性が光る演奏

桜井和寿（Vocal & Guitar）、田原健一（Guitar）、中川敬輔（Bass）、鈴木英哉（Drums）という4人のメンバーに加え、小林武史（Keyboards, Chorus）もサポートメンバーとして参加。それぞれのメンバーの個性が光る、素晴らしい演奏が繰り広げられています。特に、桜井和寿のボーカルは、20年のキャリアの中で培われた表現力と、年齢を重ねたからこその深みを感じさせます。

特典映像も充実！

本編のライブ映像に加えて、特典映像として『Mr.Children DOME TOUR 2009 〜SUPERMARKET FANTASY〜 IN TOKYO DOME』以来となる、ツアーの舞台裏やメンバーへのインタビュー映像も収録されています。

各公演で演奏された楽曲が異なっていたため、DVDには収録されなかった楽曲も存在します。例えば東京ドーム公演では「東京」が、ナゴヤドーム公演では「Simple」が演奏され、「ラララ」の代わりに披露されました。

まとめ

『Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012』は、Mr.Childrenの20周年という節目を祝うにふさわしい、最高のライブビデオです。その圧倒的なパフォーマンス、そして充実した特典映像は、Mr.Childrenファンのみならず、多くの音楽ファンを魅了するでしょう。20周年という節目を記念した、彼らの音楽人生を凝縮した作品として、長く語り継がれる1枚になることは間違いないでしょう。

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