MY CAROL

『MY CAROL』は、藤井フミヤが2003年3月26日に発表したカバー・アルバムです。発売元はソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ。

このアルバムは、藤井フミヤが青春時代に熱心に聴いていた伝説のロックバンド、キャロルの楽曲をカバーした作品となっています。単なる懐古趣味ではなく、藤井フミヤ自身の音楽的なルーツを再確認し、新たな解釈を加えて表現した意欲作と言えるでしょう。

編曲は、屋敷豪太が担当。原曲の持つエネルギッシュな魅力を尊重しつつ、現代的なサウンドアレンジを施し、楽曲の新たな魅力を引き出しています。

アルバムには、「彼女は彼のもの」「ルイジアンナ」「憎いあの娘」「コーヒー・ショップの女の娘」「ヘイ・タクシー」「やりきれない気持」「涙のテディ・ボーイ」「恋の救急車」「夏の終り」「0時5分の最終列車」「愛の叫び」「二人だけ」といった、キャロルの代表曲が多数収録されています。これらの楽曲は、矢沢永吉が作曲、大倉洋一（一部楽曲は矢沢永吉）が作詞を手掛けています。

初回限定盤には、2003年4月19日に日比谷野外音楽堂で開催された藤井フミヤのライブ「CAROL」のチケット先行予約案内が封入されていました。このライブは、アルバムの発売を記念して行われたもので、キャロルの楽曲を中心に構成された熱いステージとなりました。

『MY CAROL』は、藤井フミヤの音楽的なルーツを辿る旅であり、キャロルへのリスペクトと愛情が込められた作品と言えるでしょう。屋敷豪太による洗練されたアレンジも聴きどころで、キャロル世代はもちろん、若い世代にも新鮮な感動を与えること間違いありません。

収録曲

1. 彼女は彼のもの
2. ルイジアンナ
3. 憎いあの娘
4. コーヒー・ショップの女の娘
5. ヘイ・タクシー
6. やりきれない気持
7. 涙のテディ・ボーイ
8. 恋の救急車
9. 夏の終り
10. 0時5分の最終列車
11. 愛の叫び
12. 二人だけ

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