MY WINDING ROAD

『MY WINDING ROAD』の概要

『MY WINDING ROAD』は、THE YELLOW MONKEYによって1998年10月21日にリリースされた17枚目のシングルです。発売元はファンハウスで、前作からわずか2か月後のリリースとなっています。この楽曲は、バンドのツアー「PUNCH DRUNKARD TOUR」の真っ最中である8月にレコーディングされました。

このシングルは、14枚目のアルバム『球根』以来約8か月ぶりの新作であり、7枚目のアルバム『PUNCH DRUNKARD』リリース後初のリリースでもあります。そのため、ファン待望の新曲として注目されました。

音楽スタイルとパフォーマンス

楽曲のスタイルはディスコ風であり、ライブパフォーマンスでは特別な演出が施されます。例えば、ミラーボールが使用され、視覚的にも楽しませる工夫があります。ギターリストの菊地は、電飾が施されたギターを使っており、これにより楽曲の雰囲気を引き立てています。特に、再集結後の2017年12月9日と10日の東京ドームライブでの披露は、多くのファンにとって記憶に残る瞬間になりました。

制作の背景

この楽曲の制作には吉井の意図が反映されています。最初はバラードを作るつもりだったものの、『球根』や「離れるな」などバラードが続いていたため、マネージャーのアドバイスを受けて方針が変更されました。吉井は、「当時の状況から、重いバラードか、あるいはこういった曲調にする必要があった」と振り返ります。ディスコ風の楽曲に関する構想は1995年からあったもので、5枚目のシングル『Love Communication』も当初はディスコ調での制作が計画されていましたが、最終的にはロックナンバーとしてリリースされました。このような経緯から、吉井は「『Love Communication』でできなかったことが『MY WINDING ROAD』で実現できた」と述べています。

カップリング曲と評価

カップリング曲の「O.K.」もシングル候補として検討されましたが、ロックナンバーであるがゆえに、商業的な成功は見込めないとの判断から存在をカップリングとして位置づけました。吉井はメンバーに対して、「こういう曲をバーンとリリースしても気持ちいいのでは」と語っていたと言われていますが、最終的な決定には慎重さが反映されました。

収録曲

• - MY WINDING ROAD

(作詞・作曲：吉井和哉 / 編曲：THE YELLOW MONKEY)

• - O.K.

(作詞・作曲：吉井和哉 / 編曲：THE YELLOW MONKEY)
WOWOW「スーパーサッカー・セリエA」のエンディングテーマです。

• - MY WINDING ROAD (Instrumental)

(作曲：吉井和哉 / 編曲：THE YELLOW MONKEY)

各曲の収録アルバムについても、メインシングル「MY WINDING ROAD」は2000年の『8』や2001年の『GOLDEN YEARS Singles 1996-2001』に収録されています。また、カップリング曲「O.K.」は、2004年にリリースされた『MOTHER OF ALL THE BEST』にも収められています。さらに、吉井和哉自身によるセルフカバーも行われており、2011年の「Flowers & Powerlight Tour 2011」で披露されています。

まとめ

『MY WINDING ROAD』は、THE YELLOW MONKEYの音楽的進化を示す重要な作品であり、制作過程やパフォーマンスのスタイルには多くの工夫が凝らされています。今後もこの楽曲を通じて、多くのファンにインスピレーションを与え続けることでしょう。

もう一度検索