Melt-Banana

Melt-Banana (メルトバナナ) - 日本発、世界を魅了するエクスペリメンタルロック

Melt-Bananaは、日本のロックバンドであり、特にアメリカやヨーロッパのパンク・ロック・ファンから熱狂的な支持を受けています。ノイズ、パンク、ポップを融合した独自の音楽性と、圧倒的なライブパフォーマンスで、世界中の音楽ファンを魅了し続けています。

バンドの軌跡

1994年に初の音源をリリース。当時のメンバーは、Yasuko O.（Yako／ボーカル）、Agata（ギター）、Rika（ベース）、須藤俊明（ドラムス）の4人でした。1995年には、スティーヴ・アルビニとジム・オルークとの共同作業によるアルバム『Scratch or Stitch』を発表し、その実験的なサウンドで注目を集めました。

1997年に須藤が脱退し、1998年にWatchmanがドラマーとして加入。1999年には、ジョン・ゾーンのレーベル「Tzadik」からアルバム『MxBx 1998/13,000 Miles at Light Velocity』を発表し、その音楽性はさらに深化しました。

ジョン・ピールからの絶賛

1999年と2001年には、イギリスBBCのMaida Vale Studioにてジョン・ピール・セッションが収録されました。その様子を見た伝説的DJジョン・ピールは、「今までに見たり聴いたりした最も素晴らしいパフォーマンスの一つ。ただただ魅了され、実に驚くものだった」と絶賛。「世界で最も素晴らしいバンドの一つ」として、自身の番組で紹介し続け、Festive Fiftyにも複数回選出するなど、その才能を高く評価していました。

メンバー構成の変化と音楽性の進化

2001年にWatchmanが脱退し、その後はゲスト・ドラマーを迎えて活動を継続。海外ツアーには、ディスコーダンス・アクシスのオリジナル・メンバーであったデイヴ・ウィッテがツアー・メンバーとして参加し、2003年にはアルバム『Cell-Scape』をリリースしました。

2005年には、シングル集「13 Hedgehogs (MxBx Singles 1994–1999)」をリリース。これは、1994年から1999年の間に発売された13枚のスプリット盤を含む、5インチ、7インチ、10インチのシングル・レコードをまとめたものです。

2007年には、『Bambi's Dilemma』をリリースし、アメリカ・ツアーではトゥールのアリーナ・ツアーにも同行。その後、ギターとベースに代わり、テルミン、サンプラー、シンセサイザーが使われた楽曲を演奏するMELT-BANANA Liteでの活動も開始しました。これらの楽曲は『Bambi's Dilemma』にも一部収録されていましたが、2009年にはそのライブを収録した作品『MELT-BANANA Lite LIVE ver.0.0』を発表しました。

現在の体制と新たな展開

2012年の夏より、YakoとAgataの2人編成となり、よりミニマルで実験的なサウンドを追求。2013年には6年ぶりのスタジオ・アルバム『Fetch』を発表し、『ローリング・ストーン』誌が選出した「20 Best Metal Albums of 2013」で17位にランクインするなど、高い評価を得ました。

Melt-Bananaは、常に変化と進化を続け、その音楽性は留まることを知りません。今後の活動にも目が離せない、世界が注目する日本のバンドです。

主要作品

Speak Squeak Creak (1994)
Cactuses Come in Flocks (1994)
Scratch or Stitch (1995)
Charlie (1998)
MxBx 1998/13,000 Miles at Light Velocity (1999)
Teeny Shiny (2000)
Cell-Scape (2003)
13 Hedgehogs (2005)
Bambi's Dilemma (2007)
MELT-BANANA Lite LIVE ver.0.0 (2009)
Fetch (2013)
Return of 13 Hedgehogs (MxBx Singles 2000-2009) (2015)
3+5 (2024)

外部リンク

www.melt-banana.net - 公式ウェブサイト
フェイスブック
ツイッター

もう一度検索