Mirror (堂本光一のアルバム)

堂本光一の1stソロアルバム『mirror』は、2006年9月13日にジャニーズ・エンタテイメントからリリースされました。KinKi Kidsとしての活動とは異なる、堂本光一の音楽性を深く掘り下げた作品として注目を集めました。

アルバム概要

このアルバムには、両A面シングル『Deep in your heart／+MILLION but -LOVE』の2曲が収録されています。KinKi Kids名義で発表してきたソロ曲の多くは、作詞・作曲を手掛けていましたが、本作ではデビューシングルを含め、一貫して作曲のみを担当しています。

楽曲のアレンジは多岐にわたり、オーケストラやホルンをフィーチャーした壮大なスケールの楽曲がある一方で、ピアノを中心とした穏やかな楽曲や、エレクトリックギターを基調としたロックナンバーも収録されています。堂本光一自身はトラックダウンに全面的に関わり、全曲でコーラスとしても参加しています。

バージョン違い

初回盤には、歌詞カードに加えて、収録曲それぞれのイメージを表現した全72ページにも及ぶ豪華なアートフォトブックが封入されています。通常盤はジャケットが異なり、KinKi Kidsの5thアルバム『E album』に収録されたソロ曲『-so young blues-』を2006年バージョンとして新たにアレンジしたものが、ボーナストラックとして収録されています。初回盤のCDジャケットには本人は写っていません。

チャート成績

アルバムはオリコンチャートで初登場1位を獲得し、自身の舞台サントラである『KOICHI DOMOTO Endless SHOCK Original Sound Track』から2作連続のオリコンチャート1位となりました。

収録曲について

アルバムには、バラエティ豊かな楽曲が収録されています。

愛の十字架～Promise 2U～: Satomi作詞、堂本光一作曲。石塚知生が編曲を担当。
Deep in your heart: 白井裕紀、新美香作詞、堂本光一作曲。ha-jが編曲を担当したソロデビューシングル。
One more XXX...: 白井裕紀、新美香作詞、堂本光一作曲。石塚知生が編曲を担当。
SNAKE: 久保田洋司作詞、堂本光一作曲。石塚知生が編曲を担当。この曲の振り付けは、堂本光一の依頼で事務所の後輩である屋良朝幸が行い、コンサートで披露されました。
下弦の月: 白井裕紀、新美香作詞、堂本光一作曲。ha-jが編曲、佐藤泰将がストリングスアレンジを担当。PVが製作され、アルバムのCMにも使用されました。
Take me to...: 白井裕紀、新美香作詞、堂本光一作曲。船山基紀が編曲を担当。
Spica: 久保田洋司作詞、堂本光一作曲。CHOKKAKUが編曲を担当。
Shadows On The Floor: 久保田洋司作詞、堂本光一作曲。石塚知生が編曲を担当。
ヴェルヴェット・レイン: 浅田信一作詞、堂本光一作曲。ha-jが編曲を担当。
Addicted: 白井裕紀、新美香作詞、堂本光一作曲。岩田雅之が編曲を担当。
追憶の雨: Satomi作詞、堂本光一作曲。佐藤泰将が編曲を担当。
+MILLION but -LOVE: 白井裕紀、新美香作詞、堂本光一作曲。鈴木雅也が編曲、山本拓夫がブラスアレンジを担当。
* -so young blues- 2006: 松岡充作詞、堂本光一作曲。吉田建が編曲を担当。通常盤のみに収録されており、『堂本ブラザーズバンド』ファーストコンサートで行ったものとアレンジが似ていると本人が語っています。

『mirror』は、堂本光一の音楽的な才能と挑戦が詰まった、聴きごたえのあるアルバムです。

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