Movie Edit Pro

Movie Edit Proは、ドイツのソフトウェア会社MAGIXが開発した映像編集ソフトウェアであり、日本では株式会社AHSが販売を行っています。2010年8月6日以降、日本語版は「Movie Pro」という名称に変更されています。

主な機能

映像の取り込み

多様なファイル形式に対応しており、HDV、DV、WMV、DivXといったデジタルビデオフォーマットはもちろん、DVDに記録された映像も取り込むことができます。また、VHSなどのアナログビデオからのキャプチャも可能で、幅広いソースの映像素材を扱うことができます。さらに、Movie Edit Pro HDでは、高画質映像フォーマットであるAVCHDの入力にも対応しています。

編集機能

映像編集初心者でも容易に操作できるインターフェースを備えています。特に「ムービーショーメーカー」機能は、ユーザーが作りたい映像作品のタイプを選択するだけで、ソフトウェアが自動的に映像を編集してくれるため、手軽に高品質な映像を作成できます。編集画面は、シーンオーバービュー、ストーリーボード、タイムラインの3つの表示モードに切り替えることができ、編集作業の内容や好みに合わせて最適な表示方法を選択可能です。

手振れ補正

撮影時にビデオカメラで完全に補正できなかった手ぶれを、編集段階で補正する機能が搭載されています。これにより、より安定した映像作品を作成することができます。

エフェクト・トランジション

映像や音声に多様な特殊効果を適用できるエフェクトが116種類、装飾効果のデコレートが160種類、シーンの切り替えをスムーズにするトランジションが200種類、テキストアニメーションのタイトルエフェクトが45種類用意されています。これらの豊富なエフェクトを組み合わせることで、より創造的で魅力的な映像作品を制作することができます。

録音

マイクやライン入力からの音声録音に対応しており、ナレーションや効果音などを直接録音することができます。また、既存の音声ファイルも取り込むことが可能です。

BGM作成

MAGIX社の音楽作成ソフトウェア「Music Maker」に搭載されている自動音楽作成機能「サウンドトラックメーカー」を利用することで、映像に最適なBGMを簡単に作成できます。ユーザーはBGMのジャンルや雰囲気を指定するだけで、ソフトウェアが自動的にBGMを生成してくれます。

オーサリング

DVDなどのオーサリングに対応しており、メニューを作成することも可能です。作成した映像は、iPodをはじめとする様々な機器やフォーマットに出力することができます。さらに、YouTubeへのアップロード機能も搭載されており、完成した映像を簡単に共有できます。

Movie Edit Pro HDのみの機能

Movie Edit Pro HDでは、AVCHD映像の取り込みに加え、Blu-ray DiscやHD DVDといったハイビジョン映像再生メディアのオーサリングに対応しています。また、Dolby Digital 5.1chサラウンド音声の編集と書き出しにも対応しており、より高品質な映像作品を制作することができます。

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